YAMAGIWAが受賞
2025-12-12 14:46:40

YAMAGIWA九州支店が国際照明デザイン賞を受賞した理由とは

YAMAGIWA九州支店が国際照明デザイン賞を受賞



今年、株式会社YAMAGIWA九州支店が国際的な照明デザイン賞「LIT Lighting Design Awards 2025」において、Workplace Lighting Design部門で優秀賞を受賞しました。この栄誉は、街並みと調和しながらも独自の特徴を持つ照明計画によるものです。今回は、その受賞プロジェクトや照明デザインの背後にある考え方について詳しく解説します。

受賞プロジェクトの概要



YAMAGIWA九州支店は福岡市に所在し、2024年10月に竣工予定です。デザインはBa & Co. Incが手掛け、照明計画はYAMAGIWA PDCの藤嶋純也が担当しました。このプロジェクトでは、街と空間をつなぐことを意識した照明デザインが採用されています。

街と空間をつなぐ照明計画



大通りに面したショールーム兼オフィスでは、来訪者が感じる安らぎを重視し、道路を行き交う人々にとっても快適な光を提供するような設計が行われています。ショールームの全体はカーテンによる間接照明で包み込まれており、このカーテンには展示照明を引き立てる青色を基調としたカラーライティングが施されています。この工夫により、展示照明がほのかに浮かび上がり、幻想的な光景が演出されています。

さらに、カラーライティングは時間に応じた変化があり、朝には明るい白色光、夕方には朱色と濃い青が調和する美しい光の移り変わりが楽しめます。来訪者を迎える時には特別な演出が流れる「ウェルカムライティング」も設計されており、温かい雰囲気を醸し出しています。

持続可能性を考慮したアプローチ



環境への配慮も重要な要素として捉えられています。全ての照明はDALI制御で管理されており、営業時間外には自動的に消灯する仕組みが採用されています。カーテンのカラーライティングも、時刻によって自動調整されるため、エネルギーの無駄を抑えることができ、街の明るさにも配慮したデザインが実現しています。

また、オフィス内部では「空間を機能的に彩る」理念のもと、グレアの少ないペンダント照明が選定されています。タスクとアンビエントを両立させた設計により、通路の明るさを抑えつつ、デスク上の作業には十分な明るさを確保。さらに、アンビエント照明は自動調光機能が付与されており、省エネルギーにも寄与しています。

まとめ



YAMAGIWA九州支店の受賞は、照明デザインにおける革新性と持続可能性が評価された結果です。私たちの生活空間に光がもたらす美しさと機能性を両立させる取り組みは、今後の照明デザインの指標となるべきでしょう。国際的なアワードであるLIT Lighting Design Awardsの受賞により、YAMAGIWAのデザイン哲学と実績はさらに広がることが期待されます。


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