新感覚ホラー小説『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』が話題沸騰中
著者の知念実希人氏が手がけた最新作『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』が、8月20日の発売からわずか2日で大重版を果たし、11万部を突破しました。スマホサイズに特化したこの小説は、これまでの読書体験を覆す新たな試みとして、多くの読者の心を掴んでいます。
小説の概要
本書は、165mm×85mmというコンパクトなフォーマットで、通常の文庫サイズよりもさらに小さい特別な仕様です。価格は499円(税抜)で、手軽に手に入れられる点も魅力の一つ。この新しい試みは、まるで自分のスマホを通じて恐怖の物語を体験するかのような、未来的なアプローチをしています。
物語の内容は、大学生の一色和馬が、「やばいバイト」に挑むところから始まります。このアルバイトが、彼にとって予想もしなかった恐怖の幕開けとなります。スマホの中に不気味な「何か」が現れ、黒い服の女性や、身体中に目を持つ怪物といった都市伝説的な要素が絡み合っていきます。物語の構成は、右ページにスマホ画面の内容、左ページに主人公の語りが展開されるというユニークなもの。これにより、読者はまるで自身が物語の中にいるかのような感覚を味わえます。
SNSでの話題化
この作品は、SNSでも大きな反響を呼んでいます。人気の書籍紹介者、けんごさんが自身のYouTubeやTikTokで本作を紹介したところ、動画は瞬く間にバズり、累計で90万回以上視聴されています。「まったく新しい恐怖の読書体験」として、多くの利用者から注目されています。
書店ランキング1位
発売直後からの強い反響もあり、大手書店のベストセラーランキングでも多数の1位を獲得しています。特に、TSUTAYAや紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店のランキングで1位を保持し、この夏のホラー小説のスタンダードとして位置づけられています。
次回作も注目
さらに、9月18日には本書と連動した作品『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』の発売も控えています。この作品もまた、知念氏が描くホラーの醍醐味を存分に楽しめそうです。
著者のプロフィール
知念実希人氏は、沖縄県出身で東京都在住の作家です。東京慈恵会医科大学卒業後、日本内科学会の認定医としての経歴があります。彼の作品は、医療ミステリーやサスペンス要素を織り交ぜたものが多く、『虚構推理』や『仮面病棟』など、多数のベストセラーを生み出しています。特に、「天久鷹央」シリーズや『崩れる脳を抱きしめて』では、本屋大賞に5度もノミネートされています。
若い世代から高い評価を受けている知念氏。彼がどのように新感覚ホラーを展開していくのか、今後の作品にも期待が寄せられます。