こくみん共済 coopによる交通安全プロジェクト
近年、子どもたちの安全は地域社会の重要な課題となっています。特に小学1年生といった7歳の子どもは、周囲の環境に十分に注意を払えない状態にあるため、交通事故の被害に遭う危険が高いことがデータからも明らかになっています。これを受けて、こくみん共済 coop(全国労働者共済生活協同組合連合会)は、2019年から「7才の交通安全プロジェクト」を開始しました。今回その一環として行われたnote投稿コンテスト「#子どもの安全を考える」の結果が発表されました。
このコンテストは、2025年5月13日から6月1日まで実施され、子どもたちの安全に対する目線や体験を共有する場として、多くの方々から2,943件もの作品が寄せられました。応募作品には、通学路の見守り活動や地域の人々が行った安全対策など、心温まるエピソードが数多く含まれていました。
グランプリ受賞作品
最も注目を浴びたのは、グランプリを受賞した「行ってらっしゃいの魔法」という作品で、著者はTherapeia_Kokolun(せらふぃあここるん)さんです。この作品は、通学路で見かけるお母さんたちが子どもたちに向ける優しい言葉の大切さを描いています。「笑顔で“行ってらっしゃい”と言うだけで、子どもたちの背中が軽くなる」という言葉には、見守りの重要性が詰まっています。審査員からも高く評価され、「その言葉がもたらす安心感がとても良い」とのコメントが寄せられました。
特別賞受賞作品
また、こくみん共済 coop 賞に輝いたのは「あんころもち」さんによる「親の目が届かない時、子どもを守ってくれているのは誰だろう」という作品です。この作品は、地域の高齢者たちが子どもを見守る姿を描き、心温まるエピソードを通じて、地域社会の大切さを伝えています。
もう一つ、交通安全PJT賞として選ばれたminakoさんの「子どもたちの安全を守るために大人ができること」という作品は、自身の体験に基づき、地域全体で子どもを守るための意義を伝えています。これらの作品は、単なる交通安全の話ではなく、人々の共感を呼び起こす大切なメッセージを含んでいます。
交通安全プロジェクトの今後
こくみん共済 coopは、これからも交通安全に関するさまざまな取り組みを推進していく姿勢を示しています。また、過去の活動には、155万本以上の横断旗の寄贈や、金沢大学との共同研究による交通安全ハザードマップの作成などがあります。これらの活動を通じ、子どもたちが声を揃えて「いってきます」と出発し、笑顔で「ただいま」と帰って来られる日常を守るため、努力を続ける意向を持っています。
この活動は、個人の思いを大切にしながら地域全体で子どもを見守る姿勢が求められる時代において、非常に意義深いものです。これからも「7才の交通安全プロジェクト」に注目し、地域の皆さんがどのように子どもたちの安全を守っていくのか、見守っていきたいと思います。
詳細な応募作品の一覧は
こちらから。