久石譲の名曲が映像化！夏の青空の下での青春を描いた短編映像「Summer」

久石譲の名曲「Summer」が短編映像に

毎年夏がやってくると、多くの人が久石譲の名曲「Summer」を思い出します。この楽曲は、北野武監督の映画『菊次郎の夏』のメインテーマとして広く知られ、数々のCMや映像作品に使われてきました。その「Summer」が、ついに短編映像として形を持つこととなりました。

公開を迎えたのは、今春に廃校となる西伊豆の高校を舞台にした映像作品。校内放送部に所属する生徒たちの日常と青春のひとときを、長いセリフを一切使わず、音楽と映像だけで紡ぎ出します。そこには、日常の何気ない風景が音楽と共に流れ込み、観客に切なさと瑞々しさをもたらす瞬間が広がっています。

視聴者を魅了する映像美

公開からわずか1ヶ月で動画は200万回再生を記録。この快挙は、多くの人の心に響く「夏」の素朴な思い出や、青空の下での青春を思い起こさせる要因の一つと言えるでしょう。現在、この映像は久石譲の公式YouTubeチャンネルで楽しめます。今までに寄せられた数々のコメントからも、その普遍的な魅力が伺えます。

縦型ショートコンテンツ『Our Summer』とは？

また、本作品に関連する新たなコンテンツとして『Our Summer』が登場。こちらは約6作品から成るショート動画で、毎日1作品ずつ公開されていきます。このコンテンツでは、あえて書き起こしの台本を用意せず、即興的な要素が取り入れられています。リアルな感情ややりとりがそのまま映像に込められ、等身大の高校生たちの会話が動き出します。

スピンオフ企画も注目を集める

さらに、映像作品と連動したスピンオフプロジェクト「山崎西高校放送部の日常」も話題に。この企画は、SNSを通じて再生回数がなんと2,000万回を突破。多くの視聴者が「なにもかも美しくて眩しい」といったコメントを寄せ、作品に込められた柔らかさや切なさが広く愛されていることが示されています。

キャストたちの思い

映像制作に関わったキャストたちも、自らの体験を通じて感じたことを語っています。主役のユウトは、名曲の中でどのようにその瞬間を描くかを考えたとし、「部長として仲間と一緒に楽しい時間を過ごす姿を表現しました」と述べています。

リコは、西伊豆での撮影が、どれほど美しく心温まるものであったかを振り返り、「みんなに観て聴いてほしい」と語りました。リオンは、「青春を詰め込んだ夏休みの結末を見守ってほしい」と、未来への期待を寄せています。