ロボット開発の新展開
2025-09-02 14:44:49

日本精工と人機一体の共同開発が進む「アクティブキャスタPalGo™」の最新情報

日本精工と人機一体が手がける「アクティブキャスタPalGo™」



2024年3月より、日本精工株式会社と株式会社人機一体の共同プロジェクトとして、重量物運搬と全方向移動を実現する「アクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプ」の開発が進められています。このプロジェクトは、2025年12月に東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展(iREX2025)での展示を目指しており、最近ではデザイン担当の根津孝太氏が参加したことが発表されました。

アクティブキャスタPalGo™とは?



アクティブキャスタPalGo™は、日本精工が開発したロボットやモビリティ向けの駆動ユニットで、全方位に自由に移動できることが特長です。2022年の国際ロボット展で初めてコンセプトモデルが展示され、2024年には医療現場での使用を目的とした搬送アシストロボットMOOVO™に初めて実装されました。「PalGo」という名前は、「相棒」を意味する「Pal」と「駆動」を意味する「Go」に由来し、人とロボットが共存するためのユニットであることを象徴しています。

一方で、人機一体では重量物の運搬が可能な全方向移動ユニットの開発を行っており、両社のニーズが合致した結果、今回の共同開発がスタートしました。

デザインの革新



このプロジェクトに加わった根津孝太氏は、重量物運搬の新モデルであるPalGo高荷重タイプのデザインを担当します。彼は「力の流れの可視化」というコンセプトのもと、機械設計と意匠デザインを巧みに融合させることを目指しています。PalGo高荷重タイプでは、2基のモータの差動機構により、駆動機能と旋回機能が搭載されており、その「力の流れ」を視覚化したおしゃれなデザインが期待されています。

キックオフの活動



最近行われたキックオフイベントでは、根津氏がコンセプトスケッチを披露し、その中でiREX2025に向けての展示計画やブースデザインについて議論が交わされました。各社の参加者たちは今後の展開について具体的なアイディアを交わすなど、開発に向けての熱意が感じられました。

iREX2025での共同展示



2025年12月に開催予定のiREX2025において、日本精工と人機一体が共同展示を行う計画があり、詳細は2025年11月に発表される予定です。この展示では、アクティブキャスタPalGo™の新技術やデザインが観客に紹介されることでしょう。

各社のコメント



NSKの近藤大介氏は、「当社の技術をロボティクスの分野に応用し、社会課題の解決を目指す」とコメントし、このプロジェクトがより豊かな社会の実現に寄与することを期待しています。また、人機一体の野村方哉氏は、狭い空間での重量物搬送に対応するこの新モデルが「力を自在に操る」技術を反映していると強調しています。

デザイナーの根津孝太氏も「次代を動かすものになる」と、両社の連携によって生まれる新たな価値に自信を見せています。

この共同開発による成果は、まさに未来のロボティクスに新たな道を開くものとなるでしょう。各社のさらなる進展に期待が寄せられます。


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