愛媛から農業の未来を変えるkikitoriの挑戦
株式会社kikitoriは、最新のデジタル技術を活用し、愛媛県の農業の効率化と持続可能性を実現するための取り組みを進めています。彼らが参加している「トライアングルエヒメ2.0」は、県が促進するプロジェクトで、農業のデジタル化を通した課題解決を目指しています。特に、肥料の購入や花卉の流通業務をデジタル化することで、業務の効率化を図り、現場の負担を軽減することに取り組んでいます。
トライアングルエヒメ2.0の背景
愛媛県内は、全国有数の青果産地である柑橘の生産地として知られています。しかし、依然として多くの業務が紙媒体や電話で行われている実情があります。このような状況では、生産者の高齢化や職員の不足が課題となり、業務効率化が急務とされています。「トライアングルエヒメ2.0」は、そうした地域産業の問題に対し、デジタル技術を活用して解決を図る実証プロジェクトです。
令和7年度の成果
令和7年度におけるkikitoriの取り組みでは、以下の成果があげられました。
1.
DXツール「nimaru」の定着:JAおちいまばりとJAにしうわで、digital transformationツール「nimaru」が生産者や職員の日常業務に浸透しました。
2.
高評価の獲得:利用者からは「使いやすい」や「現場にフィットする」という声が多く聞かれるようになりました。
3.
有償運用への移行:自治体の補助に頼らない形で、運用を実施できる体制を構築しました。
これらの実績は、全国的な農業者のDXの認識にも影響を与え、自立した体制の確立が重要であることを示すものでした。
令和8年度の展望
令和8年度には、さらに新機能の実装が予定されています。変革の一環として、以下の取り組みが発表されました:
- - 新機能のローンチ:肥料や農薬の購買をデジタル化し、予約や受発注の簡略化を目指します。
- - 花卉業務の拡張:花卉集出荷に関する新機能を追加し、業務全体をシームレスに改良します。
- - JA全農えひめとの連携:県際的な基盤を構築し、流通データを統一していきます。
- - 県内全JAへの展開加速:新機能をパッケージ化し、迅速に他のJAにも導入していきます。
プロジェクトの概要
このプロジェクトの正式名称は「トライアングルエヒメ2.0」と言い、令和8年度の継続採択を受けています。事業は4月から翌年3月までを予定し、具体的な活動は公式サイトでも確認できます。
事業サイトはこちら
クラウド型プラットフォーム「nimaru」
「nimaru」は、農業流通現場においてアナログ業務をデジタル化するためのクラウドサービスです。スマートフォンやタブレットを用いることで、紙やFAXに依存せずに業務の実施が可能になります。このサービスは、全国のJAや流通業者に導入され、業務の効率化に寄与しています。さらに詳しい情報は、公式サイトをご覧ください。
「nimaru」公式サイトはこちら
kikitoriのビジョン
kikitoriは、「農とテクノロジーを通して人々を笑顔にする」というビジョンを持ち、農業業界のデジタルトランスフォーメーションを進めています。国内の青果流通市場は非常に大きな規模ですが、ここに新しい風を吹き込むことで、業界全体の最適化を目指しているのです。
この挑戦が、愛媛の農業の未来をどう変えていくのか、今後が非常に楽しみです。