ポリオレフィンリサイクル事業を拡大するリファインバースの新設備導入
リファインバースの新たな挑戦:ポリオレフィンリサイクル事業の進展
リファインバース株式会社は、東京都千代田区に本社を構える企業で、循環型社会を目指した取り組みを続けています。この度、7月に本格稼働する新ポリオレフィンリサイクル事業に向け、6月に始動する「リファインバース蒲郡工場」に新たな設備を導入することが決定しました。この投資により、千葉県富津市のリファインバースイノベーションセンター(RIVIC)に続く2拠点での製造体制が整えられ、ポリオレフィン再生素材の生産が強化されます。
廃プラ精製技術の革新
ポリオレフィンは、包装資材や日用品に広く使われているプラスチックの一種ですが、多くの場合、他の素材と複合化された状態で存在しています。このような複合素材はリサイクルを困難にし、資源の循環利用が進まない原因となっています。リファインバースは、この課題に取り組むため、長年にわたり技術開発を行ってきました。
特に、紙パックなどに使用されるポリオレフィンフィルムは、パルプとの分離が難しく、循環利用の進展が遅れています。これらの複合素材と異なる素材を分離し、高純度なポリオレフィンを取り出す技術は、まさに新しい都市油田とも言えるでしょう。
高純度ポリオレフィンの回収技術の進化
リファインバースが開発した新技術では、エアバッグ再生素材「REAMIDEⓇ」で培った経験を活かし、複合化されたポリオレフィン製品から高純度なポリオレフィンを効率的に回収することが可能となりました。これにより、コスト競争力のある量産プロセスが確立され、蒲郡工場に新たにリサイクル設備を導入し、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル双方に供される再生ポリオレフィンの製造をスタートします。
豊富な活用の可能性
新たに生産される再生ポリオレフィンは、自動車や建設資材といった耐久消費財、さらには一般消費財の原料として使用できるほか、レジ袋などの包装資材としても活用が期待されています。また、ケミカルリサイクル用としては、油化やナフサの粗原料としての汎用性も持っているため、さまざまな産業で役立てられるでしょう。
さらに、リファインバースは技術改良を続け、ポリオレフィンのアルミラミネート製品や自動車バンパー塗料からの高純度化を目指しています。これによって、未利用の廃ポリオレフィン製品の資源化を進め、国内の資源を基盤としたサーキュラーサプライチェーンの強化を目指すとしています。
リファインバースグループの理念
リファインバースは「誰にもない視点と技術で、未来へ富をつないでいく」という理念のもと、20年以上にわたりサーキュラーエコノミーの実践に取り組んできました。業界で難しいとされる水平循環型リサイクルの実現を目指し、様々な素材の再生・開発を進めています。廃棄される素材に新しい価値を見出し、循環型社会の実現に向けて、リファインバースの取り組みは今後ますます注目されるでしょう。
都市の中に埋もれた貴重な資源をリサイクルする取り組みは、環境に優しい未来を実現するための重要な一歩です。リファインバースの新たな設備導入によって、より多くのポリオレフィンが再生され、持続可能な社会に向けた道が開かれることを期待しています。