世界的ダンサー・中澤利彦が新潟の観光特使に就任し魅力を発信

新潟県観光特使への就任

新しい扉が開かれました。新潟出身で、現在はニューヨークを拠点に活動するプロダンサー、中澤利彦さんがこのたび「にいがた観光特使」に選ばれました。新潟県観光協会は、地域にゆかりのある方々に観光 PR の役割を担っていただくため、この特使の委嘱を行っています。この役割は、単なる観光資源の紹介にとどまらず、各地で得た経験や感動を通じて新潟の魅力を伝える重要な仕事です。

中澤利彦さんの舞台裏

新潟市西区出身の中澤さんは、大学在学中に初めてダンスの世界に足を踏み入れました。2010年にはアメリカへ単身渡米し、ヒップホップ、コンテンポラリー、ジャズ、バレエなど、さまざまなスタイルを学びました。以降、ストリートでのパフォーマンスからブロードウェイの舞台まで、幅広いフィールドで活動を展開しています。

特に中澤さんは、ニューヨークの「アポロシアター・アマチュアナイト」で2013年と2014年の2年連続で優勝を果たし、名を馳せました。また、米国の人気ダンス番組「So You Think You Can Dance」で、1万5,000人の中からTOP100に選出されるなど、その実力は証明されています。さらに、「THE RIDE」では日本人として唯一のパフォーマーとしてステージに立つなど、世界中の観客を魅了しています。

新潟を世界に

新潟県観光協会の事務局長である白井さんから、委嘱状と記念品を贈られた中澤さんは、今後「夢を届けるダンサー」として新潟の魅力を国内外に発信していくことが期待されています。彼の活動は全国300校以上の学校での講演や企業研修、ワークショップを通じて行われ、45カ国以上を訪問した経験が活かされることでしょう。

著書『10代のバイブル』も出版されており、自身の経験やメッセージを次世代に引き継ぐ活動にも力を入れています。新潟の魅力を世界に訴求する彼の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。