板橋シアター咲が新たに咲ネクストを法人化しデジタル時代を切り拓く
板橋・大山の地で多くの笑いを生み出してきた「板橋シアター咲」が、エンターテイメントとデジタル技術を融合させた新たな一歩を踏み出しました。本日、同劇場は新会社「咲ネクスト株式会社」を設立し、デジタル時代にふさわしい体験型エンターテイメントを提供することを発表しました。
1. 設立の背景
コロナ禍で私たちの暮らしが一変し、エンターテイメント業界も大きな影響を受けました。そのような中で、板橋シアター咲はオンラインとオフラインの融合を模索し続け、コメディアンやアーティストの新たな収益モデルを考案する必要性を感じました。今回法人化を行うことで、より多くの人々に笑いや楽しみを提供するだけでなく、ファン参加型の新しい収益モデルを構築してきたのです。
2. 事業内容と初年度の予定
咲ネクスト株式会社は、以下のような多岐にわたる事業を展開していく予定です。
- - 劇場運営: 板橋シアター咲では、年間約100公演を予定しており、特に「昼寄席」を週2日開催し、地域の笑いの発信地としての役割を果たします。
- - アプリ提供: 独自開発のアプリを通じて、配信、EC、投げ銭まで一括でサポート。他の劇場や団体にもOEMとして提供します。
- - ARコンテンツカード: 楽しむためのAR連動コレクタブルカードを制作・販売することで、新しい体験を創出します。
- - コンテンツ制作: ネタ動画、楽曲、ボイスドラマなどを手掛け、国内外のプラットフォームに展開。
- - SNSプロモーション: TikTokやX(旧Twitter)、Instagramの運用を行い、オンラインでの露出をサポートします。
- - インフルエンサーマーケティング: 経験豊富なコラボプロデュースを通じて、広範なアーティストとの協業を進めます。
3. 代表メッセージ
代表取締役の西田幸貴氏は、「笑いは世界共通のパスポート。そこにテクノロジーを重ねれば、国境も物理距離も超えられる」と述べ、ネットワークを拡充し、クリエイターが好きなことを仕事にできるエコシステムの発展を目指しています。今後も、ICT技術との連携を強め、板橋区大山地域の企業と共に成長を図る考えです。
4. 実績と地域貢献
2023年6月に開業した板橋シアター咲は、すでに約120回の公演を実施し、200組以上の芸人が活躍しています。また、防災フェスティバルや子ども食堂支援ライブなど、地域イベントも多数主催し、地域活性化にも寄与しています。
5. 今後の展望
咲ネクストは、ジャンルや業種を超えた多様なパートナーとのコラボレーションを進め、新たな体験型エンターテインメントを共同で生み出すことを計画しています。また、出演者とファンが深く関わる取り組みを通じ持続可能なエンターテイメント文化を創造していく意向です。
「アートとエンターテイメントを通じて、世界を笑顔にしたい。大山から発信する新しいお笑いの価値を育てていきたい」。この思いを胸に、咲ネクストはこれからの未来を切り開いていきます。これからの展開にぜひご注目ください。