岡山大学のイノベーション会議
2025-06-12 21:58:32

岡山大学が挑戦者を集めたイノベーション創出会議を開催

岡山大学が挑戦者を集めたイノベーション創出会議を開催



2025年6月3日、国立大学法人岡山大学の共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて、「地域中核大学イノベーション創出会議」が行われました。この会議は、内閣府が推進する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として、地域の未来に向けたアイデアや実践を共有することを目的としています。

多彩な参加者が集結



今回の会議には、岡山大学と連携する企業や大学の関係者をはじめ、地域にゆかりのある様々な先駆者が参加しました。産業界、大学、行政の間での壁を超えた議論が行われ、新たな知見と実践が融合する貴重な機会となりました。

主催者側からは、研究・イノベーション共創機構産学官連携本部の舩倉隆央副本部長が登壇し、岡山大学と岡山県立大学が共同で取り組む事業の状況を報告しました。具体的には、テックガレージの設立や学生プロジェクトの支援、四足歩行ロボットを用いた地域実証の成果が紹介されました。また、持続可能な運営を目指す法人化の構想や、資金循環を生むサイネージ広告のアイデアも提案されました。

宮崎大学との連携



続いて登壇したのは、株式会社リクルートに所属し、宮崎大学で特任准教授を務める細目圭佑さんです。彼は、GX分野での事業開発について話し、組織の壁を超えるクロスアポイントメント制度の活用や、学生とのPBL型プロジェクトの実践的なアプローチを紹介しました。これらの取り組みは、岡山大学におけるアントレプレナーシップ教育の革新を示すものです。

さらに、起業家を目指す中高生や大学生を対象とした「ORANGE AI Project」の紹介も行われました。このプロジェクトは、経済産業省に選ばれたアプローチで、生成AIと地域課題解決を組み合わせた実践的人材育成に注力しています。参加者の山田邦明さんが、具体的な内容と構想を発表しました。

生成AIを活用した教育



慶應義塾大学の笹埜健斗さんも参加し、生成AIを駆使した教育研究の最新事例を披露しました。SNS上の誹謗中傷を自動で検出するシステムの開発や、全国の教育委員会向けのDX支援カタログ作成など、実装志向の高い取り組みが共有されました。

ディスカッションの展開



会議では、参加者によるディスカッションも行われ、学生主体の教育設計や生成AIを利用したシーズ・ニーズマッチングのアイデア、高校や行政、民間企業との連携強化の可能性などについての意見が活発に交わされました。参加者たちはそれぞれの視点から、人的資本の育成や副業制度の活用、高校生や中学生への取り組み方など、率直な意見を述べ、協力の申し出も相次ぎました。

今後の展望



岡山大学は、こうしたネットワークのハブとして、地域イノベーションを加速させるために引き続き努力していく意向を示しました。次回の会議や今後の取り組みにも期待が寄せられています。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の活動に、ぜひご注目ください。

参考資料




概念図、参加者の様子などの写真も含めて、地域の皆さんと一緒に新たな未来を創造していくための活動が広がることを期待しています。


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