板橋知也監督のデビュー作『ひみつきちのつくりかた』が映画祭で世界初上映!
新鋭の映画監督・板橋知也が手がけた待望の長編『ひみつきちのつくりかた』が、2025年の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」に正式出品され、世界初上映されます。この映画は、監督自身の原風景を色濃く反映し、“大人になれなかった”私たちに向けた深いメッセージを届けています。
物語の背景とテーマ
本作は、友人の死を契機に集まった初老の男たちが、かつて夢見た「ひみつきち」を再建する姿を描きます。登場人物たちは、少年時代の思い出を掘り起こし、心の奥に隠された子供の部分を取り戻そうと奮闘します。彼らの姿が、見る人に強いノスタルジーを呼び起こし、普遍的なテーマに触れることを狙っています。
板橋監督の経歴
板橋監督は、絵画の才能を活かし、映画業界に進出しました。「WE LOVE トンボ」絵画コンクールでの金賞受賞を経て、短編映画『ある母』での受賞歴も多く、すでにその物語を紡ぐ力には高い評価が寄せられています。今回の映画が初の長編作品となることで、彼の新たな一歩に期待が高まります。
キャストの魅力
主演を務めるのは、インディペンデント映画界での存在感を誇る廣末哲万。彼をはじめ、藤田健彦や佐藤貢三、もりたかおといった実力派俳優が揃い、彼らの演技に強い意義があります。原作の変化や役の深さを表現するために、脚本段階からの造形に工夫を凝らし、アンサンブルも見ものです。
映画祭での上映と今後の公開
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」での上映日時は2025年7月22日となっており、板橋監督自身も登壇する予定です。さらに、2025年8月1日からは下北沢シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』で劇場公開が決定しています。ファンはこの夏、特別な体験を得ることができるでしょう。
監督のメッセージ
板橋監督は、「観た後、ホッコリするような感動を持って帰ってもらいたい」と語っています。作品は、難しいテーマを押しつけるものではなく、登場人物の生き様を考えたり感じたりする機会を提供するものです。観た後には、心に何かが残る、そんな作品を目指しています。
まとめ
映画『ひみつきちのつくりかた』は、監督の成長や挑戦を感じさせる素晴らしい作品となっています。ぜひ、映画館でその世界観とストーリーを体験してください。心に響く、感動を分かち合えることでしょう。