物品寄付で国際支援を実現
東京都杉並区を拠点とする特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンは、「おうちのGoodsが世界のGoodに!キャンペーン2025」を12月1日から開始します。このキャンペーンは、年賀状じまいの影響で減少している寄付を回復し、開発途上国の子どもたちに必要な支援を届けることを目的としています。
2022年から2025年の間に、寄付額はなんと86%も減少し、790万円もの損失が発生しました。この金額は、ネパールの貧困地域にいる7,900人の子どもたちに学用品を届けるに足ります。よって、この厳しい状況を乗り越えるために、ハガキや切手の寄付だけでなく、より多くの物品、例えば古本やDVD、ゲームなどの寄付も広く呼びかけています。
年賀状じまいの影響
年賀状を扱うビジネスにとって、年賀状じまいは深刻な影響を及ぼしています。特に2004年には約44億5千万枚の年賀ハガキが発行されたのに対し、2025年にはその発行枚数は約4分の1にまで減少しています。この流れは、ハガキや切手の寄付の数にも大きな影響を与え、団体の運営や事業に深刻な打撃を与えています。
これには、郵便料金の値上げや、ハガキ交換手数料の上昇も重なり、現状は三重苦を感じる状態です。支援を必要とする子供たちへの支援が大きく減少することは決して容認できる事態ではありません。
新たな物品寄付の呼びかけ
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、年賀状じまいを機に、古本、DVD、ゲームなど、家庭内に眠っているものを寄付していただければと思います。年末年始は、大掃除や年賀状作成の時期であり、不要な物が出てくることが多いこの時期に、ぜひご協力をお願いいたします。
物品寄付の利点は、環境への負荷が少ないだけでなく、不要なものを持っていることで不安を感じる心理的なハードルを解消します。これにより、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できる活動となります。
寄付の方法と詳細
年賀状や切手は、特に未使用あるいは書き損じのものを受け付けております。寄付は郵送にて行うことができます。送付先は、以下の通りです。東京都杉並区善福寺 2-17-5 チャイルド・ファンド・ジャパン ハガキ係へお願いします。封筒に名前、住所、メールアドレスを記入していただければ、受付のメールをお送りします。
古本やDVD、ゲームについては、古本寄付サービス「チャリボン」を通じて、送料無料で自宅まで集荷に来てもらうことが可能です。年末年始には、寄付額が増えるキャンペーンも実施されていますので、見逃さないようにしましょう。
まとめ
チャイルド・ファンド・ジャパンは1975年に設立され、主にアジア地域の子どもたちを支援してきました。これからも、目標達成に向けた活動を続け、皆さんのご協力をお願い致します。命をつなぐ支援の一環として、あなたの持っているものを世界の子どもたちのために役立ててみませんか?