はじめに
日本の医療を支える医師たちの勤務状況について、株式会社メディウェルが実施した最新の調査結果が発表されました。医師は長時間労働や厳しい労働条件が常とされ、そのイメージが強いですが、実際にはどのような状況にあるのでしょうか。全国の医師1,511名からのデータをもとに、その実態を探ります。
医師の残業時間
日本における医師の勤務状況の一環として、残業時間の実態を調査した結果が浮き彫りになりました。全体の調査では、「月0時間」と答えた医師が36.2%を占める一方、病院勤務・週5日以上の医師に限定すると、平均残業時間は月25時間、中央値は月15時間となっています。これは、一見少ないように感じるかもしれませんが、実際には多忙を極める現場であることが伺えます。
当直・オンコールの実態
次に着目したのは、当直やオンコールの実態です。調査によると、当直を実施していない医師は38.8%で、月に約2.5回の当直を担当している医師が多いことが分かりました。また、日直をしている医師は45.2%と半数以上に達し、オンコールについても約6割が担当しているとの回答がありました。このことから、医師の勤務形態には大きな地域差や勤務先による違いがあることも示唆されます。
アルバイト(外勤)の実態
さらに、外勤(アルバイト)の状況も調査されました。全体の64.0%の医師がアルバイトを行っており、その中でも特に大学病院勤務医は90.4%が外勤をしているという結果が出ています。これにより、医療機関の雇用形態による働き方の多様性が明らかになりました。
現在の勤務条件への満足度
医師たちの現在の勤務条件に対する満足度についても調査が行われました。「どちらかといえば満足している」と「満足している」を合わせると、78.0%の医師が自分の働き方に満足を示していることが分かりました。このことから、厳しい環境にありながらも充実した職業生活を送っている人が多く存在することが伺えます。
具体的な勤務例
調査では、具体的な勤務パターンも紹介されています。
- 勤務:週5日
- 残業:月140時間
- 当直:月6回以上
- アルバイト:日勤月6日・当直月6回
- 勤務:週6日
- 残業:月90時間
- 当直:月4~5回
- アルバイト:日勤月5日
- 勤務:週4日
- 残業:月5時間
- 当直:月1~2回
- アルバイト:日勤月6日
これらの事例からも、医師の勤務時間や働き方には様々な形があることが明らかになりました。85%以上が残業や当直がある中で、どのように健康を維持しながら医療に従事しているのか気になるところです。
まとめ
メディウェルによる調査結果から、医師の勤務状況には意外な側面が垣間見えます。地域や勤務先により働き方が異なるものの、多くの医師が充実した職業生活を送っていることも事実です。今後も医師たちの健康的な働き方を支援するための施策が求められることでしょう。
詳細情報
この調査の詳細については、以下のリンクからご覧いただけます。
医師の勤務時間に関する調査結果はこちら
調査概要
- - 調査時期:2026年2月17日~2026年2月27日
- - 調査主体:株式会社メディウェル
- - 調査対象者:医師会員
- - 有効回答数:1,511件
- - 調査方法:インターネット調査
会社概要
- - 企業名:株式会社メディウェル
- - 所在地:北海道札幌市中央区
- - 事業内容:医療機関を対象としたコンサルティング、医療従事者の紹介など
- - 代表者:坪井 隆幸
本調査結果に関しての引用や転載に際しては、株式会社メディウェルへの明記と引用元URLのリンク付与をお願いします。