環境に優しい店舗づくりを目指すジョイフル本田
ジョイフル本田とアイ・グリッド・ソリューションズが提携し、太陽光発電システムと蓄電池を11店舗に導入するプロジェクトが進行中です。2025年6月までに全店舗で本格稼働を予定しており、これにより年間約1,000万kWhの発電量を見込んでいます。この取り組みは、店舗全体の約25%の電力を太陽光で賄うことを目的としています。
また、年間3,800トンのCO2排出削減を達成する見込みです。このプロジェクトは、ジョイフル本田の「環境負荷の少ない店舗づくり」に向けた積極的な姿勢の一環です。ジョイフル本田は、サステナビリティ基本方針のもとで、気候変動に対する取り組みを進めており、環境に優しい企業を目指しています。
GX推進に向けた段階的な取り組み
ジョイフル本田は、アイ・グリッドとの連携を通じて、2022年からGX推進活動を開始しました。本プロジェクトでは、店舗の屋根にPPAモデルを活用した太陽光発電を導入します。これにより、日中の店舗運営時には、発電した再生可能エネルギーを活用し、コストの削減にもつながる見込みです。
特に、導入する10店舗では蓄電池も備え付けられ、発電量が高い時間帯に電力を蓄えることが可能です。これにより、夕方や夜間の電力使用量が多い時間帯には蓄電池から電力を供給し、効率的なエネルギー管理が実現します。
地域社会への貢献を目指して
さらに、停電時などの緊急時には、蓄電池を活用して近隣住民への商品供給を続け、地域のニーズにも応えていきます。これにより、店舗がただの商業施設でなく、地域社会に貢献する存在となることを目指しています。加えて、太陽光で発電できない時間帯に対しても、アイ・グリッドから提供されるグリーン電力証書を利用し、環境への配慮を継続します。
ジョイフル本田の基本方針
ジョイフル本田は、「『必要必在』と『生活提案』で地域社会の喜びと夢を共創する」という企業ミッションのもと、国内No.1の“Living Space Innovator ®”を目指しています。店舗展開も広がっており、ホームセンターや専門小売店、商業施設などを通じて地域社会への貢献を図っています。
同社は、TCFD提言への賛同を表明し、気候変動に関するガバナンスやリスク管理などの指標を公開しています。今後も、環境負荷の少ない店舗づくりや商品を通じた環境活動の推進に力を入れていく予定です。
最後に
ジョイフル本田とアイ・グリッドの連携は、地域社会を豊かにするための幅広い取り組みの一例です。脱炭素社会に向けた再生可能エネルギーの創出を続ける中で、両社は今後も革新的なソリューションを提供していくことを目指します。降下する気温とともに、私たちの未来も少しでも明るくなるよう、持続可能な社会に向けての青写真を描いていきましょう。