桃とブドウの育成を支える援農企画が実施されます
2025年6月7日(土)、生活協同組合パルシステム東京が主催する「援農ボランティア」が山梨県笛吹市で行われます。このイベントでは、参加者がモモやブドウの産地で実際の農作業を手伝い、生産者と交流しながら、食や農業に対する理解を深める機会が提供されます。
生産者とのふれあいを通じた学び
当日は、午前9時45分から午後3時30分までの間、御坂うまいもの会の農地で作業が行われます。特にこの日は、モモの摘果作業を終えた場所で、果実を守るための袋掛け作業に参加します。このプロセスを通じて、参加者は農薬削減に取り組む生産者の努力を実際に体験し、さらに食材に感謝の気持ちを持つことができます。
生産者は、参加者に農業の現場についての話をし、果実の生育過程や地域の特性に触れながら、彼らが作る食べ物が消費者に届く過程について語ります。また、参加者は生産者との直接のやり取りを通じて、自分たちが普段食べているものがどのように作られているのかを深く理解する貴重な機会となることでしょう。
環境に配慮した生産活動
御坂うまいもの会は、農薬の使用量を一般的な基準よりも50%以上削減し、安全でおいしいモモやブドウを育てています。また、除草剤や土壌くん蒸剤は一切使用せず、持続可能な農業の実現に向けた努力を続けています。このような取り組みの一環として、剪定後の枝を炭にすることで、CO2の排出量を抑える試みも行っています。これにより、農業の営みと地球環境への配慮が見事に共存しています。
この炭は土に戻すことにより、園地の土壌に栄養を与える特性を持っており、農業の持続可能性を高める役割を果たします。さらに、山梨県の「4‰イニシアチブ」に賛同し、地域の農業がCO2の貯留に積極的に関わる姿勢を示しています。
参加者へのお礼と今後の活動
ボランティアに参加した家族には、作業後に生産したモモやブドウが自宅に届けられ、実際に手伝った成果を味わうことができます。このような形で生産者からの感謝が伝えられ、消費者が食を通じて生産の大切さを実感する機会となります。
2025年は国連が定めた国際協同組合年。パルシステム東京は今後も、生産者と消費者のつながりを大切にし、持続可能な社会の実現に向けてともに歩んでいくことを目指しています。今回のイベントは、その一環として、農業の理解を深めると同時に、地域の生産者との絆も育む素晴らしい機会となるでしょう。
参加方法
イベントは雨天決行で、参加費は無料です。詳しい企画の詳細については、クラウド上の公式ページをご覧ください。これからの時代に必要な『食と農』の重要性を共に理解し、次世代へとつなげる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
【日時】2025年6月7日(土)9時45分~15時30分(雨天決行)
【会場】御坂うまいもの会(山梨県笛吹市御坂町大野寺1228-1)
【参加費】無料
【企画詳細】公式ページ