企業のサステナビリティを考える勉強会が開催されました
2025年6月18日、Booost株式会社は特定非営利活動法人CIO Loungeと協賛し、正会員企業のIT部門担当者を対象に「サステナビリティ勉強会」を開催しました。このイベントでは、私たちが直面している企業の持続可能性に関する課題と、それに対する具体的な対応策について議論が交わされました。
勉強会の狙いと背景
現代のビジネス環境では、「サステナビリティ2026問題」として知られる課題に企業がどう立ち向かうかが問われています。この問題は、サステナビリティ関連の財務情報開示が求められる中で、準備が整わずに企業価値を下げるリスクをはらんでいます。Booostは、こうした問題に対して統合型SXプラットフォームである「サステナビリティERP」を提供し、企業のトランスフォーメーションを支援しています。
勉強会の中では、伊藤忠商事の准執行役員である浦上善一郎氏を講師に迎え、IT部門がサステナビリティの推進に果たす役割や、具体的な取り組み事例が紹介されました。
イベントの内容
勉強会のプログラムは以下のように構成されていました:
1.
サステナビリティ対応の全体像とIT部門の戦略的役割 - Booostの代表取締役である青井宏憲が、自社の取り組みと業界全体の動向について説明。
2.
講演「サステナビリティERP導入プロジェクトを成功させる秘訣」 - 浦上氏が講演。サステナビリティ関連の規制が強化される中でのIT部門の重要性について熱弁が振るわれました。
3.
SXに向けたERPシステムのご紹介 - Booostの新たなシステムがどのように役立つのかを紹介。
参加者は、これらのセッションを通じて、SX推進に向けた戦略や実践例を学ぶことができました。
伊藤忠商事の実例
浦上氏の講演では、IT部門の関与が成功の鍵であるとされ、戦略的役割の意義が強調されました。具体的には、プロジェクトの初期段階からIT部門を巻き込むことや、経営と業務、システム部門が協力して進める「共同オーナー制」が推奨されました。また、Booostの「サステナビリティERP」を活用することで、柔軟で拡張性の高いシステム導入が可能になることも示されました。
今後の展望
企業は、サステナビリティを経営戦略に組み込むことで、長期的な成長を目指すべきです。参加企業は、勉強会で得た知識を基に、自社のSX推進に取り組み、持続可能なビジネスモデルを構築していくことが期待されます。
企業のサステナビリティに向けた実践
Booostは、国際基準に準拠したサステナビリティ関連財務情報の自動収集とリアルタイムモニタリングを実現する「booost Sustainability」を提供しており、企業が持続可能性を向上させる手助けをしています。勉強会での学びを企業の戦略に活かし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速していくことが求められています。
まとめ
この勉強会は、企業がサステナビリティに向けた重要な一歩を踏み出すための貴重な機会となりました。参加者は、今後のビジネスにおける「サステナビリティ」の重要性を再認識し、帰路につくことができたのではないでしょうか。