橋梁の維持管理を革新するタブレット型システムが登場
株式会社TTESが、橋梁たわみ計測システム『INTEGRAL PLUS』の新バージョンを発表しました。この新システムは、タブレットとセンサーの組み合わせにより、より直感的で使いやすい運用が可能となっています。特に、自治体やインフラ管理者にとって、効率的な維持管理が求められる中、全国各地での導入が期待されています。
タブレット版の特長
新型タブレット版『INTEGRAL PLUS』には、いくつかの注目すべき特長があります。まず一つ目は、現場で加速度の波形をリアルタイムに視認できる点です。これにより、計測状況を即時に把握可能となります。また、加速度データから自動的に算出されたたわみの波形も瞬時に確認できます。
さらに、過去に取得したデータとの比較が可能で、橋の変化を即座に認識できるのも大きな利点です。電波状況やバッテリー残量を確認しながら、計画的に作業を行えるため、安全かつ効率よく業務が進められます。加えて、防水性能が向上しているため、雨天時でも安心して使用できます。これらの特長により、橋梁の維持管理は大幅に効率化され、省力化が実現されるでしょう。
橋梁点検の新しいスタンダード
橋梁のたわみは、健全性を評価するための重要な指標です。従来の計測方法はコストがかかり、リスクが伴うため、なかなか導入が進まないことが課題でした。しかし、『INTEGRAL PLUS』は、ボタン一つで計測を開始することができ、橋上に機器を設置する手間が省けます。これにより、通行を妨げることなく点検を行うことが可能です。
計測結果は自動的にクラウドに保存され、地図上で時間の経過とともに管理することができます。これにより、労力を削減しつつも、より高精度な管理が実現可能となります。すでに全国各地で導入されており、多くの自治体からは効率性やコスト削減に関する高い評価を得ています。
確かな技術力と受賞歴
このシステムは、信頼性が確保されており、いくつかの公的な認証や受賞歴があります。2021年には東京都主催の「世界発信コンペティション」で優秀賞を受賞し、2022年の九都県市首脳会議では「きらりと光る産業技術」として東京都代表として表彰されました。また、第33回中小企業優秀新技術・新製品賞でも優秀賞を受賞しています。
本技術は、国土交通省の点検支援技術性能カタログにも掲載されており、公的な信頼性も高く評価されています。こうした背景から、多くの自治体がこのシステムを導入し、橋梁の点検業務において効率性と安全性を向上させています。
日本のインフラを支えるために、今後も『INTEGRAL PLUS』の利用が広がっていくことが期待されます。興味のある方は、ぜひ株式会社TTESの公式ウェブサイトをご覧ください。
お問い合わせ先
担当:菅沼 久忠
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E-mail:info@ttes.co.jp
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