日本の建築家が変えるルワンダの未来
明治大学理工学部建築学科の庄ゆた夏教授が、ルワンダで取り組む意味深い建築プロジェクトを通じて、社会がどのように変わり得るかを語る。毎週日曜日に放送される『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』では、さまざまな志を持つ方々の人生観が紹介されるが、今回は特に庄教授の活動がクローズアップされる。
ルワンダの地で見つけた使命
7月13日の放送では、ルワンダにおける庄教授の活動について焦点が当たった。彼はアメリカを拠点にし、現地の人々と共に建築プロジェクトを進めている。その中で、虐殺で夫を失った女性たちのための住宅や病院を建設するという重要な使命を担っている。これにより、彼女たちが新しい生活を築く手助けをしている。
庄教授は、ルワンダの人々との対話を通じて、リアルなニーズや課題を理解することができたと言う。彼女が語る「建築は人々をつなぎ、社会を変える力がある」という信念が、実際のプロジェクトにどのように反映されているかを探ることができた。
人生のターニングポイント
22日の放送では、文明が根付くアメリカでの留学生活の中で感じた孤独や不安、そしてその時に支えてくれた母の愛についても語られた。あの時、母が取った意外な対応が、彼女の人生観にどれほど影響を与えたのか。一見平凡な日常の中に、未来を切り開くヒントが隠されていることを再認識させられる。
さらに、ハーバード大学の入学式当日の出来事が、人生における重要なターニングポイントになったことも紹介され、リスナーに感動を与える。
2001年の同時多発テロとルワンダへの道
最終日の27日は、2001年の同時多発テロを目の当たりにした庄教授の情熱が描かれる。恐怖に包まれた日々の中で改めて「建築家としてできることがある」との思いが湧き、ルワンダへと飛び込む決意を固めた彼女の心の変化が語られた。これによって、彼女の活動がどれほどの挑戦であり、かつ意義深いものであるかが、リスナーへ強く伝わる。
まとめ
今回は、明治大学の庄ゆた夏教授の壮大な取り組みと、過去の経験を通じて新たな道を切り開く姿が多くの人に勇気を与える特集であった。『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』は、人々がどのように自らの課題に立ち向かい、社会に貢献しようとしているのかを考えるきっかけを提供している。
次回も、ぜひ放送を聴いて、様々な志を持って生きる人々の物語を体感してみてほしい。