イノアックグループ、国連グローバル・コンパクトに署名し持続可能社会を目指す

イノアックグループが目指す持続可能な未来

イノアックグループが2024年に創業100周年を迎えるにあたり、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。この度、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト（UNGC）」への署名を果たし、日本の企業としての責任ある行動を約束しました。参加企業として正式に登録されたイノアックは、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンにも加わり、持続可能性を重視する姿勢を具体化しています。

国連グローバル・コンパクトとは

国連グローバル・コンパクトは、企業や団体が国連と協力し、持続可能な社会を実現するために責任ある行動を促進するためのプログラムです。2000年に設立され、現在では160カ国以上から2万社以上の企業がその理念に賛同しています。イノアックは、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」という4つのカテゴリーにわたる10の原則を支持し、これを企業活動に反映させていく考えです。

イノアックのサステナビリティ活動

イノアックの強みは、サステナビリティ活動において「環境」と「性能」を両立させた素材開発にあります。特に、植物由来の素材であるウレタンフォームを50%以上使用した製品の開発に成功しており、これは「食べられない植物」を利用することで、持続可能な資源利用を目指しています。これにより、食料問題にも配慮した製品作りが可能になっています。詳しい活動内容については、同社のCSRレポート2025が公開されています。

会社の紹介

株式会社イノアックコーポレーションは、日本で初めてウレタンフォームの生産を開始した企業であり、ウレタン発泡技術のリーディングカンパニーです。ウレタンフォームだけでなく、高分子化学技術を用いてゴムやプラスチック、複合材といった高機能材料も開発しています。自動車関連、文房具、IT機器、住宅・建設材料、さらには日常生活で使われる製品に至るまで、広範囲にわたって製品を展開し、人々の豊かな暮らしを支えることを使命としています。

持続可能な社会に向けた新たな一歩

イノアックグループは、「素材で暮らしを豊かにする」というビジョンの下、今後も持続可能性を重視した事業展開を継続していく方針です。地域や環境に配慮した活動を通じて、利用者との信頼関係を築き、持続可能な未来の実現を目指している企業としての姿勢が伺えます。

イノアックの取り組みは、単なる企業活動にとどまらず、グローバルな視点で社会や環境の一員としての責任を果たす意義深い挑戦です。 sustainable companyとしての重責を自覚し、次の時代を見据えた活動を期待したいところです。

公式ウェブサイト：イノアックコーポレーション / インスタグラム：inoac_official