第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025が開催
2025年5月に、全国の高等専門学校が集結した「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025」(通称:DCON)が開催されました。今回のコンテストでは、各校が提案した事業プランが審査され、多くの素晴らしいアイデアが競い合いました。その中で特に注目を集めたのは、仙台高等専門学校広瀬キャンパスの「Morinomiyako Oral Wellness」チームが発表した作品です。彼らは見事、丸井グループ賞を受賞しました。
DCONの概要
DCONは高専生が自らの学びを基に、AIの分野、特にディープラーニングを駆使したプロジェクトを提案するコンテストです。第6回目となる今年は、昨年の1.3倍となる95チーム、42校が参加し、激しい競争が繰り広げられました。一次審査、および二次審査を通過した10チームが本選でプレゼンテーションを行い、それぞれの作品と事業プランが評価されました。
受賞作品「Properio AI」の魅力
仙台高専広瀬キャンパスのチームが提案した「Properio AI」は、ブラッシング習慣を見直すための新しいシステムです。このシステムは、ブラシの当たらなかった場所を特定し、可視化することで、歯周病予防に寄与します。歯周病は、日本の50代の約半数が罹患する健康問題として知られており、このシステムは深層学習を活用してそのリスクを低減させるのです。
「Properio AI」の機能
このシステムの最大の特徴は、ブラッシングの傾向をリアルタイムで把握できることです。具体的には、利用者がどの部分を磨き残しているかを特定し、記録します。これにより、日々の口腔ケアを改善し、健康を維持することが期待されます。
受賞理由と今後の展望
丸井グループが「Properio AI」を受賞するに至った理由は、その社会的インパクトとビジネスの可能性にありました。歯磨きという行為は全世界で行われているため、市場規模が非常に大きい点も評価されました。また、プロダクトの取り外し機能など、独自性も備えています。これからの展開が非常に楽しみです。
丸井グループの支援背景
丸井グループは、「しあわせ」を感じる社会を実現することを目指し、未来世代との共創を大切にしています。このコンテストへの参画は、社会課題解決のための高専生のアイデアを実現するための重要な取り組みの一環です。丸井グループは、今後も高等専門学校を応援し、革新的なアイデアの実現を進めていく方針です。
本選が終了し、受賞作品が発表されたことを機に、今後の高等専門学校の活動にも注目が集まります。技術とアイデアが融合した新しい価値が創造されることを期待しています。
詳しい情報は公式サイトをご覧ください:
DCON公式サイト
丸井グループ