産後ケアの新たなモデルを探る研究ツアー
概要
株式会社ママクオリアは、長野県の温泉地で行う「託児付き温泉ケア」プロジェクトの参加者を募集中です。この研究ツアーは、産後うつ症状を抱える母親に特化したプログラムで、科学的な検証を目的としています。参加者は宿泊を伴うツアーを通じて、温泉の効果を実際に体感しながら、心身の健康を取り戻す手助けを行います。
プロジェクトの背景
日本では、出産後の女性の10~15%が産後うつ病を経験するとされています。この病気は母親だけでなく、母子関係や夫婦関係、子どもの成長にも影響を与える深刻な問題です。そこで、古くから心身の健康に寄与してきた温泉・湯治文化を現代の産後ケアに活用し、その効果を研究することが求められています。
研究の目的
本研究では、温泉入浴による温熱効果や水圧、浮力効果に加え、自然環境でのリラクゼーションが産後うつの症状改善にどのように寄与するかを検証します。具体的には、専門家の指導のもと、二回の温泉入浴と個別相談、また保育士による託児サービスを通じて、参加者が心身ともにリフレッシュできるプログラムを用意しています。
研究ツアーの詳細
実施日程
- - 開催日: 2025年11月26日(水)・27日(木)
- - 場所: 長野県・田沢温泉あいのやま
- - 参加者数: 10名程度
- - 参加費: 無料 (交通費は自己負担)
対象者
- - 2025年11月26日時点で出産後2ヶ月~1年半未満の母親
- - 温泉入浴の許可を得た方
- - 軽度から中等度の産後うつを自覚している方
- - 長野県または近隣在住者(片道2時間以内)
プログラムの内容
- - 専門家による温泉入浴指導
- - 保育士による託児サービス
- - 助産師が行う個別相談
- - グループワークによるサポート
- - 自然環境での散策や森林浴
- - 地場産の栄養バランスが整った食事
医療監修
本プロジェクトは、信州大学医学部の村上寛医師によって監修され、安全対策を十分に講じた上で実施されます。
期待される成果
この研究を通じて、温泉が持つ心身への効果を客観的なデータで示すことで、地方自治体における産後ケアモデルへの提案も視野に入れています。また、温泉文化の価値を再評価し、地域資源を活用した新たなビジネスモデルの創出を目指します。
応募方法
参加を希望される方は、2025年9月22日(月)から10月22日(水)までに以下のURLからお申し込みをお願いします。公式サイトの申し込みフォームより参加ができます。
申し込みページ
皆様のご参加をお待ちしています。辛い思いをしている多くの母親たちにとって、癒しのひとときとなることを願っています。