狂言全集開催
2025-09-30 12:38:41

伝統芸能を堪能!『第17回狂言全集』2025年開催決定

『第17回狂言全集』が川崎で上演



2025年10月25日、神奈川県川崎市の川崎能楽堂で『第17回狂言全集』が開催されます。このイベントでは、狂言の奥深さや面白さをたっぷりと堪能できる内容となっており、特に注目すべきは人間国宝である山本東次郎氏の演じる「萩大名」です。

狂言は、日本の伝統芸能の一つで、人間の愚かさや悲しさをユーモアと風刺を交えて表現しています。今回の集合では、約200種ある狂言の中から特に人気のある作品が選ばれ、心に響く物語を観客に届けます。

上演される演目



当日のプログラムには、以下の3つの演目が含まれています:
1. 萩大名(はぎだいみょう) - 山本 東次郎
2. 右近左近(おこさこ) - 山本泰太郎
3. 禰宜山伏(ねぎやまぶし) - 山本則重

「萩大名」のあらすじ



この作品は、大名が長い都暮らしのストレスを解消しようと、太郎冠者に相談するところから始まります。彼は美しい萩の花が咲き誇る庭を訪れることを提案しますが、庭主が客に当座の和歌を所望する文化に戸惑います。大名は、恥をかかないために事前に和歌を覚えようと試みますが、なかなか言葉をすらすらと言えずに苦労します。
このように、狂言特有のコミカルな展開が視聴者を笑わせつつ、微妙な人間の心理を描写します。

「右近左近」のあらすじ



次の演目では、豊作を祝い喜ぶお百姓の右近が、妻に相談するところから物語が進みます。彼は、隣の左近が飼っている牛が田んぼを荒らすのだと悩み、訴訟を起こすべきかどうかを妻に問います。妻は、訴訟を起こすとするならば、しっかりと準備をすることが大切だと助言します。この演目は、コミカルなやり取りと共に、庶民の生活と心理が描かれています。

「禰宜山伏」のあらすじ



最後の演目は、伊勢神宮の禰宜(神官)が資金援助を求めて訪れた茶屋での出来事です。そこで現れた山伏は、自分の肩箱を禰宜に押し付けるなど、二人の間に生まれるコミカルなやりとりが魅力です。この作品もまた、日常の中の人間模様を描くことで、観客を楽しませてくれます。

公演詳細



公演日: 2025年10月25日 (土)
開場: 13:30 / 開演: 14:00
上演時間: 約2時間
会場: 川崎能楽堂 (神奈川県 川崎市川崎区 日進町 1-37)

チケット情報



チケットは、正面席が3,500円、脇正面・中正面席が3,000円で、全席指定・税込です。チケットはカンフェティにて販売中ですので、ぜひ早めにお求めください。

【詳細・購入はこちら】(https://www.kbz.or.jp/event/noh-20251025/)

初めて狂言を観る方も、経験者も楽しめるこの『第17回狂言全集』。人間国宝の演技を通じて、古き日本の文化を再発見する素晴らしいチャンスです。ぜひお気軽に足を運んで、伝統芸能の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


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