教誨師と死刑囚
2026-01-15 13:16:26

94歳のスペイン人神父が描く死刑囚との対話を通じた罪と罰のドキュメンタリー映画

94歳のスペイン人神父が背負う「罪と罰」の重み



ドキュメンタリー映画『教誨師と死刑囚』の制作支援プロジェクトがクラウドファンディング・プラットフォーム「Motion Gallery」で始まりました。この作品は、死刑制度が存続する日本において、94歳のスペイン人神父が教誨師として死刑囚と向き合う姿を描いています。映画を通じて「罪と罰」というテーマに挑み、観客に深い問いかけを行います。

映画の背景



国際的に死刑制度の廃止が進む中、日本では約80%の国民が死刑制度を支持しています。この矛盾する現実の中で、本作は特に教誨師という独自の視点から死刑の在り方を見つめ直します。東京都千代田区に位置する聖イグナチオ教会の協力司祭であるハビエル・ガラルダ神父は、2000年から東京拘置所で定期的に日本人死刑囚と面会し、心の交流を続けています。この映画は、彼の教誨活動を通じて、取り返しのつかない罪を抱えた死刑囚の苦悩や、死刑制度を持つ現代日本の姿を伝えようとしています。

ハビエル・ガラルダ神父について



ハビエル神父は1931年にスペインで生まれ、1948年にイエズス会に入会。1956年には大学院で哲学を学び、1964年に日本に宣教師としてやってきました。それ以来、彼は上智大学で教鞭を執りながら、1994年からは主に外国人受刑者の教誨を務め、加えて日本人の死刑囚とも向き合っています。彼の活動は、単なる支援にとどまらず、深い人間の共感に基づくものであり、映画の中でその様子が映し出されます。

映画の特徴



本作品は、「表現はすべてのものから自由であるべき」との信念から、資金援助を受けることなく独自の資金で制作されています。映画が伝えるのは、死刑囚と教誨師が交わす言葉に宿る温かさや、限られた時間の中で生まれる人間的な結びつきです。観客は、ガラルダ神父と死刑囚とのやりとりを通じて、「人間とは何か」「罪とは何か」という根源的な問いを考えさせられるでしょう。

監督の意図



坂口香津美監督は「日本には死刑制度が存在しますが、我々がそれをどのように受け止め、どう考えるべきかを問い直すきっかけとなる作品を作りたい」と語ります。この映画はただの観賞を超え、誰かと対話したくなるような感情を喚起させるはずです。観客は、上映が終わった後、深い余韻を持って映画について議論や対話を交わすことになるでしょう。

クラウドファンディングの概要



今回のプロジェクトでは、必要な制作資金が確保されれば、高品質の作品を完成させるために不可欠です。支援金は、映画の制作過程での報告やリターンとしてさまざまな特典が用意されています。観客とともにこの映画を育てていく過程に参加し、自らの思考を深める機会となることでしょう。

最後に



『教誨師と死刑囚』は、人生の意味や命の大切さ、また罪を背負うことの意味について考える作品であり、多くの人にとって重要なメッセージをもたらすことになるでしょう。映画の完成によって、さらに多くの人々がこの作品を通じて考えを深め、対話を重ねることを期待しています。今後の制作スケジュールや情報は公式サイトで随時更新されていくので、ぜひ注目してください。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: ドキュメンタリー 教誨師 死刑囚

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。