Google Cloudが選出したAI革新を支えるワンキャリアの挑戦
東京都渋谷区に本社を置く株式会社ワンキャリアは、2025年3月に開催予定の「AI Agent Summit ’25 Spring」において、Google Cloud主催の「第3回 生成AI Innovation Awards」でファイナリストとして選出されました。このイベントでは、生成AIを利用した企業の革新事例が表彰されます。ここでは、ワンキャリアが発表したAIプロダクト「営業アポ前準備くん」とその効果について詳しく紹介します。
生成AI Innovation Awardsとは?
「生成AI Innovation Awards」は、Google CloudやそのAIサービス「Vertex AI」、「Gemini」を活用し、企業や組織が抱える課題解決に至った革新事例を称賛するための表彰イベントです。今年のファイナリストに選ばれたのは、イオンリテール、伊藤忠商事、SBI証券、KDDI、テレビ朝日などを含む10社です。
期待される生成AIの活用
今回のアワードは、技術の革新性、実用性、そして実現可能性が評価基準となっており、書類選考と一次審査を経てファイナリストに名を連ねたワンキャリア。この機会を利用して、ワンキャリアの社内プロダクト「営業アポ前準備くん」の発表が行われました。
営業アポ前準備くんの特徴
ワンキャリアが開発した「営業アポ前準備くん」は、営業活動におけるアポイント前の準備作業をAIが自動化するプロダクトです。具体的には、企業の調査データやIR情報のチェック、課題の仮説形成などの業務をGeminiが担当します。この仕組みにより、営業準備に必要な時間を大幅に短縮することが可能となりました。
計測された効率化の実績
「営業アポ前準備くん」の導入により、従来43分かかっていた営業準備がたった5分で終わるようになり、なんと1/8の時間で準備が完了するという劇的な効果を実現しました。このプロダクトの成功は、依頼者の傾向を記憶したAIによる専門的な回答生成や、プロンプトなしで意図を汲み取る能力が寄与しています。さらに、PDFデータの高速処理が可能なマルチスレッド処理にも対応しています。
今後の展望と採用情報
ワンキャリアは、AI技術を活用したプロダクトの開発を今後も進め、その成果を社会でのさらなる活用に繋げていくと同時に、エンジニアやデータアナリストなど様々なポジションの採用を強化しています。詳細な求人情報は、公式の採用ページで確認可能です。
エンジニア組織の活動
また、ワンキャリアはエンジニアの活動を発信するために「Tech Blog」を運営しており、日々の取り組みや知見を共有しています。これにより、技術力の向上と共に企業文化の透明性も高めています。
会社概要
株式会社ワンキャリアは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」というミッションを掲げ、キャリアデータプラットフォーム事業を展開しています。多様な求職者支援サービスを提供し、個々のキャリア形成を支援するこの企業の今後の動きに大いに期待が寄せられています。