タイルカーペットの廃棄物を循環するリサイクル技術の進展
近年、持続可能な社会の実現に向けて企業の取り組みが進んでいます。その中でも特に注目を集めているのが、株式会社リファインバースグループによるタイルカーペットの水平循環リサイクルです。リファインバースグループは、2025年までに累計再資源化量が6,778万㎡に達する見込みであると発表しました。この数字は、東京ドーム約1,450個分に相当します。
タイルカーペットの再生について
タイルカーペットは、オフィスや商業施設で使用されていますが、通常は繊維層と樹脂層が一体化しているため、再利用が難しいという問題がありました。これまでは、使用済みのタイルカーペットの多くが廃棄され、埋立処分されていました。しかし、リファインバースグループは約20年前からこの課題に向き合い、廃タイルカーペットを新たにタイルカーペットへと再生する「リファインパウダー」を開発しました。
最近では、サステナビリティ経営やSDGs(持続可能な開発目標)に向けた企業の関心が高まっており、廃棄物の環境負荷を低減するための取り組みが求められています。これに伴い、タイルカーペットのリサイクル需要も増加しています。現時点では、首都圏を中心に約50%のタイルカーペットがリサイクルされているというデータがあリます。
リサイクルのプロセス
リファインバースグループのリサイクルプロセスは、グループ会社であるGMS(ジーエムエス)や、産業廃棄物処理事業者によって支えられています。廃棄されたタイルカーペットは、解体・内装工事現場から収集され、千葉県八千代市にある「リファインバース千葉工場」へと運ばれます。そこで廃材は「リファインパウダー」に加工され、新たなタイルカーペットの原料として再利用されます。
このような取り組みは、環境に配慮したオフィスづくりを目指す企業の間で広がりを見せています。新品の原料に比べて、リファインパウダーは約96%のCO₂削減に貢献しており、環境への配慮が求められる現代において大きな意義を持ちます。
未来を見据えた取り組み
リファインバースグループは、タイルカーペット以外にも廃漁網や廃車エアバッグから高品質なリサイクルナイロンペレット「REAMIDE(リアミド)」を生み出す事業にも取り組んでいます。また、鳥の羽根を使用した新しいバイオ素材「ReFEZER(リフェザー)」や、自動車内装材を再生したアスファルト改質材「REOCA」、再生ゴム素材「RENAMY」など、多彩なリサイクル素材を開発し、循環型社会の実現を目指しています。
このように、リファインバースグループは、廃棄物を新たな価値に生まれ変わらせることで、持続可能な未来を築こうとしています。タイルカーペットに限らず、多くの素材のリサイクルが必要とされる中で、同グループの取り組みは環境保護とビジネスの両立を実現する先駆的な例と言えるでしょう。
詳しいタイルカーペットリサイクルに関する情報は、
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