現代人の体が抱えるコリや痛みの実態
春は寒暖差が激しく、この季節には多くの人々が体のコリや痛みを感じることがあるといわれています。この問題に対して、登録者数110万人以上を誇るYouTubeチャンネル『腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】』を運営する理学療法士の山内義弘氏が、40歳から70歳未満の全国450名を対象に実施した調査結果を基に、痛みの実態や効果的な対処法について詳しく解説します。
調査概要
この調査は2025年4月に行われ、インターネットを通じて実施されました。対象は40歳以上70歳未満の男女で、10歳刻みに各150名が参加しました。分析に基づくデータは、今後の健康管理や痛みの対策に役立つでしょう。
調査結果:コリや痛みを感じる人は7割!
調査によれば、日常的にコリや痛みを感じている人は69.6%に達します。最も多いのは、「肩」で44.4%、次に「首」が41.3%、そして「腰」が32.4%という結果が出ています。特に、肩こりや首こりに悩んでいる人が多いことが伺えます。ちなみに、「特にない」と答えた人は約30.4%でしたが、これはまだまだ多くの人々が、何らかの形でコリや痛みを経験していることを示しています。
一番の対処法は「ストレッチ」
コリや痛みを軽減するために最も行われている方法は、「ストレッチ」で60.4%という結果が出ました。他に多い対処法としては、「入浴」が45.7%、次いで「自分で揉む」が39.6%となっています。これらの方法は、簡単に取り入れやすいものばかりで、日常生活の中で実践しやすいのが特徴です。
また、コリや痛みを緩和するための「何かしらの方法」で対処している286名のうち、約68.5%の人が自宅や職場で簡単に痛みを解消できる方法があれば良いと考えています。
山内義弘氏の提案する新しい解消法
山内氏が提案するのは、「絆創膏を使った簡単な肩こりと首こりの解消法」。この方法は、自宅で手軽にできるため、読者にもおすすめです。必要なのは、薬指に絆創膏を貼ることだけ。このシンプルな行動で内巻きの姿勢を整え、コリを緩和させる効果が期待できます。
絆創膏の使い方
1. 手のひらを自分の方向に向け、薬指の先端に少し外巻きの力を加えて絆創膏を貼ります。右手、次に左手の薬指に貼ります。
2. デスクワークなど内巻き姿勢になりやすい時には特に効果的です。思い立った時や朝起きた時にも貼っておくと良いでしょう。
体の姿勢を意識しつつ、日頃の生活習慣も見直すことが大切です。普段から同じ姿勢を半ば強制的に維持せず、適度に動くことを心がけることで、効果が長続きします。
山内義弘プロフィール
山内義弘氏は名古屋出身の理学療法士で、20年以上の治療経験を持っています。彼はこれまでに25,000以上の症例を扱い、様々な痛みや悩みを抱える方々を救っています。最近では「絆創膏を使った痛みの解消法」を開発し、より多くの人々に快適な生活を送ってもらうための情報を発信しています。
著書には『コリと痛みの駆け込み寺!のびちぢみ体操』や『1分でバキバキ肩こりがスッキリ!』があり、2024年には新たに『体の不調をすべて解決する 絆創膏を貼るだけ整体』も出版予定です。彼の提案するセルフケアは、多くの人の役に立つことでしょう。
おわりに
体のコリや痛みの緩和のための方法は、ストレッチや入浴、絆創膏を利用することが有効です。少しの工夫で日常生活の中に取り入れ、快適な日々を手に入れましょう。