BooostがEU CBAM対応に向けたデータ連携PoCを開始
Booost株式会社(東京都品川区、代表:青井宏憲)は、エコボリュームを兼ね備えた企業支援を提供しています。「サステナビリティERP」を活用し、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)実現を目指す中で、EUおよびイギリスの炭素国境調整措置(CBAM)に対応するためのデータ連携PoC(概念検証)を開始しました。
1. 背景と目的
Booostは、製品カーボンフットプリント(PCF)の算定を行う国際枠組み「Partnership for Carbon Transparency(PACT)」において、日本のスタートアップとして初めてのグローバルパートナーに選出されています。また、PACTの技術仕様に基づいたソリューションプロバイダーとしての地位を確立しています。これにより、Booostは国際的なデータ連携の標準化を含む透明性の確保を進めています。
CBAMの施行に伴い、企業は製品の排出量を把握・報告する義務を持つこととなりました。しかし、実際にはサプライチェーン上流から中流・下流へデータが十分に流通しておらず、この課題を解決すべく「booost CBAM」を開発しました。今回のPoCは、それを用いて業務の課題を洗い出し、データ流通の実態を検証することを目的としています。
2. PoCの詳細
本PoCは2026年4月1日に行われ、以下の企業や団体が参加しました:
- - ねじ・ボルト商社:株式会社新城インターナショナル、株式会社タカシマ、ミヤガワ金属販売株式会社、株式会社ライブ・ファブレス
- - ねじ・ボルトメーカー:株式会社九飛勢螺、株式会社丸ヱム製作所、株式会社ミヤガワ
- - 実施協力企業:パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
PoCでは、以下の確認事項に基づき実施されています:
- - サプライチェーン全体での秘密保持の担保
- - 流通するデータの手順と流れ
- - 取引先が自社の機密情報を参照できないようにする方法
さらに、検証後にはCBAMに関連する実データ提供の疑問点や、最新の規則案に関する情報交換も行いました。
3. 無償提供と今後の展望
2026年5月以降も、CBAMの実施法が整う9月まで無償POCを提供する予定です。企業は関心を持つ場合、Booostのウェブサイトから問い合わせが可能です。
今後、CBAMの詳細実施規則が確定する第3四半期には、さらなるデータ流通基盤の実用化を進め、実務課題の解消を図る予定です。Booostは、国際的なデータ連携の枠組みと連携しながら、サプライチェーン全体におけるデータの流通を促進し、企業の競争力を高めていく方針です。
4. まとめ
Booostは、サステイナビリティの重要性が高まる中、企業のSX支援を通して持続可能なビジネス環境の実現を目指します。CBAMに対応するためのPoCを通じて、企業の実務上の課題を解消し、サステナブルな未来へ前進していくことでしょう。今後の展開にもご注目ください。