データの未来を拓く
2025-09-03 23:40:41

OGC Japan ForumがJACICの研究助成に選ばれ、データの未来を拓くプロジェクトがスタート!

OGC Japan ForumがJACICの研究助成に採択



OGC Japan Forumと一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)の共同プロジェクトが、最近の研究助成に採択されたことをお知らせします。このプロジェクトは、地理空間データの効果的な活用を目指し、OGC APIを利用してデータの連携と共有を実現するものです。

プロジェクトの目的



本プロジェクトは、分散している空間データを一元的に管理し、誰もがアクセスできるオープンデータの環境を作ることを目指しています。特にデジタルツイン技術やスマートシティ構築における課題であるデータの分断を解消し、効率的な都市運営を実現することを目的としています。これにより、以下のような社会的な価値が生まれます。

  • - 高精度ある防災・減災対策:地盤データや建物の3Dモデルを利用し、リアルタイムの災害情報とともに重ね合わせることで、避難シミュレーションの精度を向上させます。
  • - スマートシティの効率的運営:交通データやインフラ情報を統合し、交通渋滞の緩和やエネルギー管理の最適化を図ります。
  • - 新たなイノベーションの創出:誰もがデータを自由に組み合わせられる環境を提供し、民間企業による新しいサービスや製品の開発を加速します。

社会的意義



本プロジェクトの最大の意義は、「データサイロ」を突破し、真のデジタルツイン社会の実現に向けた基盤を構築することです。現在、日本においては、ジオデータやBIMデータ、GISデータが異なるフォーマットやシステムで管理されており、これが社会的な課題を生む原因となっています。OGC APIを共通言語として導入することで、異なるフォーマットのデータを統合し、誰もが求めるデータを自由に利用できる社会の実現に貢献します。

コミュニティへの呼びかけ



プロジェクトの成功には、多様な知識や技術を持つ仲間が必要です。OGC Japan Forumは、日本の地理空間情報コミュニティを広げ、オープンな技術開発や議論の場を提供していきます。技術者や研究者、企業や行政の皆様にとっても、自らの技術やデータを未来の社会基盤の上で活かすチャンスです。これは、日本のデジタル社会をリードするための絶好の機会です。

キックオフイベントの開催



プロジェクトスタートに伴い、私たちが目指す未来や技術的な挑戦について共有するキックオフイベントを開催します。詳しい情報は以下の通りです。
  • - イベント名:都市3Dデジタルツインの最前線!
  • - 日時:2025年9月6日(土) 13時30分~
  • - 場所:Tokyo Innovation Base (TiB) + アーカイブ配信
  • - 共催:OGC Japan Forum & OSGeo日本支部
  • - 参加費:2,000円

ぜひご参加いただき、このプロジェクトを共に盛り上げていきましょう!

組織紹介



  • - 日本建設情報総合センター(JACIC):建設技術の向上や効率化を図り、安全で有効な国土の利用を推進しています。
  • - Open Geospatial Consortium (OGC):国際的な標準規格を策定し、地理空間情報の相互運用性を高めることを目的としています。
  • - OSGeo日本支部:オープンソース地理空間ソフトウェアの利用と開発を促進し、開発者や利用者のコミュニティを支援しています。

この活動を通じて、日本のデジタル社会を共に創り、新しい未来を切り開いていきましょう。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


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