東京都が選定したスタートアップ新規プロジェクトの発表と展望
東京都は、2026年9月7日に「スタートアップ社会実装促進事業」(PoC Ground Tokyo)の令和8年度第2期採択事業を発表しました。これは、イノベーションを促進し、社会の変革を目指すスタートアップのコンセプト検証を支援するプロジェクトです。
本事業では、採択されたスタートアップの検証に必要な費用や、検証の場を提供するための企業とのマッチングなど、多方面からサポートが行われます。
新たに選ばれた10社の概要
今回選定されたのは以下の10社で、それぞれ異なる分野や技術を活かしたプロジェクトが提供されています。
1.
InnoJin株式会社
医療バンおよび可搬型眼科検査機器を用いて、眼科スクリーニングと遠隔診療のモデルを検証します。
2.
ENELOGIC株式会社
燃料を使わず排熱を活用した工場向け霧加湿システムの実用性を、遠隔監視運用によって証明します。
3.
株式会社QueeenB
研究者の手技を学ぶ双腕フィジカルAIを活用して、実験の自動化に向けた実証を行います。
4.
株式会社JDSC
電力・気象・住宅データを基にした住宅の暑熱リスク推定と断熱改修の優先度評価手法の有効性を確認します。
5.
Genelith Technologies株式会社
AIを用いた3D設計データ自動検図技術により、製造業における技能伝承と手戻り削減を実証します。
6.
株式会社セコナレ
建設業界に共通する段取り・手配プラットフォームの有効性について証明を行います。
7.
株式会社TearExo
乳がんの再発不安を軽減するために、涙液検査と生活習慣データを組み合わせた個別健康管理の実証を行います。
8.
TopoLogic株式会社
熱中症リスクを管理するパーソナルデバイスの提供に向けた体温測定手法の有効性検証を実施します。
9.
株式会社Bashow
環境や状況に応じたコンテンツ提供が可能な車載アプリを用いて、移動体験の受容性を検証します。
10.
株式会社Freezo
都内のスーパー等の冷凍冷蔵ショーケースにセンサーを設置し、AIを活用したGX効果の検証を行います。
今後のスケジュール
この事業は、来年の11月頃に次回の募集を予定しており、現在の採択企業は以下のスケジュールに沿って活動を進めます。
- - 令和8年7月27日:募集締切
- - 令和8年9月上旬:選考結果通知
- - 令和9年2月末まで:コンセプト検証の実施
- - 令和9年3月:成果報告
東京都の「2050東京戦略」にも寄与するこの事業は、スタートアップたちが生まれ育つ環境を模索し、支援する重要な取り組みです。新たなアイデアが実装されることで、社会全体にどのような影響をもたらすか、今後の展開が非常に楽しみです。
お問い合わせ
産業労働局商工部創業支援課
電話:03-5320-4749