AnyMind GroupとFANY社がEC支援をスタート
AnyMind Group株式会社(以下、AnyMind)は、吉本興業グループの株式会社FANY(以下、FANY社)との新たなパートナーシップを発表しました。これは、FANY社のオンライン事業を支えるために、AIを活用した革新的なEC支援を開始するものです。これにより、ECサイトの構築やカスタマーサポート、物流、在庫連携、データ分析など、多岐にわたる運用を包括的にサポートします。
EC支援の背景
FANY社は、オンラインチケット販売や物販、ファンクラブ運営などを行い、特にタレントIPを活用したビジネス展開が特徴です。オンライン事業をさらに強化するためには、データ分析やECサイトの最適化、在庫管理、物流の連携が不可欠です。これらのニーズに応えるべく、AnyMindのAIと専門チームによる支援が始まりました。
提供されるサービス
FANY社とAnyMindの連携により、以下のようなサービスが提供されます:
1.
ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」
このプラットフォームは、複数のチャネルでの商品や受注情報を一元管理し、業務の効率化を図ります。販売データに基づいたマーケティング施策の立案を支援し、データドリブンなEC運用を実現します。
2.
グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」
在庫管理から配送まで、ECに必要な物流機能をワンストップで提供します。AnyXとの連携により、受注データの自動取得が可能になり、バックエンド業務の省力化と業務スピードの向上を実現します。
3.
会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」
LINEやInstagram、Messengerといったプラットフォームと連携し、メッセージの一元管理が可能です。特定商品の購入者への個別配信や、顧客セグメントを活かしたプロモーションも実施できます。
今後の展望
今後、AnyMindは日本国内におけるエンタメのデジタル化をさらに進め、タレントやコンテンツの魅力を最大限に引き出す仕組みを整えていく方針です。また、FANY社の多彩なエンタメIPを世界中のファンに届けるべく、越境ECや海外向けプロモーション施策にもAIを活用していく予定です。
関係者のコメント
FANY社の梁弘一社長は、AnyMindとの連携について「約500万人のファン基盤を活かし、EC販売の強化やマーケティングデータの活用を進め、新たなビジネスチャンスを創出したい」と期待を寄せています。
また、AnyMindの藤田翔大国別マネージャーは「日本のエンタメコンテンツは海外でも人気があり、AIを駆使して事業の効率化と迅速な意思決定を支援し、国内外に日本の魅力を広めていく」との意気込みを語りました。
株式会社FANYとAnyMind Groupについて
FANYは「おもしろいを、もっと一緒に。」をモットーに、さまざまなプラットフォーム事業を展開している吉本興業ホールディングス傘下の事業会社です。多様な表現手段を活用し、新たな価値を生み出すエンタメの力を大切にしています。
一方、AnyMindは2016年に創業し、アジアを中心に15の国と地域に拠点を持つテクノロジーカンパニーで、ECやマーケティング分野でさまざまなソリューションを提供しています。双方が手を組むことで、エンタメ業界の新たな可能性を切り拓くことが期待されます。