多様な命を育む新アニメーションプロジェクト「100人の環」
世界的アニメーターであるGOZ(郷津春奈)氏が中心となり、株式会社La torcheが提唱する「100人の環プロジェクト」が始動しました。この独自のプロジェクトは、一人ひとりの参加者が描く円(環)をもとに、それぞれの命の息吹をアニメーションに込める試みです。プロジェクトのリーダーであるGOZ氏が、参加者の描いた円をどのように動かし、物語を紡いでいくのか、その過程が楽しみでなりません。
「ANIMAUS」とは何か
まず、今回のプロジェクト「100人の環」を支えるクリエイティブユニット「ANIMAUS」に触れておきましょう。GOZ氏は、「鬼滅の刃 無限列車編」や「アイの歌声を聴かせて」といった名作で原画・作画監督を務めてきたトップアニメーターです。彼の才能を結集したANIMAUSは、「アニメ(ANIMA)」=命を吹き込む、という概念と、「私たち(US)」を掛け合わさった造語です。
このユニットは、アニメーションを通じて一人ひとりの「いのち」を表現する力を解き放つことを目指しています。2025年には長野県での「子どもたちのための映画祭16」で、120名以上の子どもたちが参加するデジタルアニメーションワークショップも行いました。参加者が「感じる力」を存分に発揮することができる場を作っているのです。
「100人の環プロジェクト」の魅力
このプロジェクトでは、100人の一般参加者が描いた円をもとに、GOZ氏がアニメーションを制作します。円のモチーフは非常にシンプルですが、「めぐり」「つながり」「循環」といった深い意味を Carryしています。小さな子どもでも簡単に描ける形でありながら、その円は始まりも終わりもない完全性を象徴します。
GOZ氏は、この円を通じて「生命の息吹」を可視化する体験を提供することを目指しています。参加者の作品はアニメーションとして動き出し、静止画が力を持つ瞬間を体験できるでしょう。プロジェクトは2025年9月12日から開始し、10月31日まで募集中です。参加者は自由な筆記具で円を描き、特設サイトからその画像を提出できます。
キックオフ記念イベントも開催!
さらに、「100人の環プロジェクト」のスタートを祝うオンライントークイベントが9月15日に開催されます。GOZ氏が自ら参加し、このプロジェクトに寄せる想いや、アニメーションの未来について語ります。また、参加者が実際に「〇」を描くワークショップも計画しており、プロジェクトに参加する機会となります。興味がある方は、特設サイトでの申し込みをお忘れなく!
GOZ氏のメッセージ
GOZ氏は、「アニメーションは特別な人だけのものではなく、私たち一人ひとりの証を集めたとき、新しい物語が生まれる」と言います。あなたもこの「環」の一部分として、自分の描く円を参加させてみませんか?それがきっと新しい創造への出発点となるでしょう。
まとめ
全ての人々が参加し、自らの想いを形にできる「100人の環プロジェクト」は、アニメーションの新たな可能性を広げる画期的な試みです。私たちの「いのち」を表現するこのプロジェクトに参加することで、あなた自身の物語を織り成すチャンスが得られます。ぜひ、「ANIMAUS」の一員として共に新たな冒険に踏み出しましょう!