『Return to Stone』
2025-10-28 13:17:11

村松英俊の個展『Return to Stone』で記憶と物の関係に迫る

村松英俊の個展『Return to Stone』が虎ノ門で開催



2025年11月21日(金)から、虎ノ門に位置するart cruise galleryにて村松英俊の個展『Return to Stone』が始まります。本個展は、彼の作品が持つ深いテーマと独自のアプローチを探る貴重な機会となります。

村松英俊と作品の哲学



村松は、大学院での研究を通じて「ものに宿る気配」というテーマに取り組み続けています。彼の芸術は、過去に誰かが使用していた物体や、時間の経過を表現する物品を「石化」することによって、失われつつある記憶や関係性を未来へと繋げます。石という古代からの素材を使用しつつ、人が作り出した道具の儚さとも対比させることで、彼は新たな存在のかたちを創出しています。

村松は自身の記憶や憧れと結びついたモチーフを彫刻へと変貌させる独特のアプローチをとり、バイク、スケートボード、ギター、ヘッドフォンなど多様な物体が石として表現されます。これには、物と人との関係を再考する視点が横たわっています。彼は、「すべての起源は石にある」との思考を秘め、会場に展示される作品は観る者に“存在とは何か”という問いを投げかけます。

展覧会の詳細



概要


  • - 作家名: 村松英俊 (Hidetoshi Muramatsu)
  • - 展覧会名: Return to Stone
  • - 日程: 2025年11月21日(金)〜 2026年1月12日(月・祝)
  • - 会場: art cruise gallery by Baycrew’s (東京都港区虎ノ門2-6-3, 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F)
  • - 営業時間: 11:00〜20:00(19:30最終入場)

この展覧会は、時間と物の関係を鮮やかに表現しており、過去・現在・未来を横断する視点を提供します。ここで展示される作品群は、私たちの日常生活に潜む物の存在意義や、そこで産まれる人とのつながりについて考えを巡らせる良い機会を提供します。

イベントとメディア内覧会



2025年11月20日(木)にはメディア内覧会も開催いたします。特に、作家が在廊し、直接質問や対話ができる貴重な時間も用意されており、作品についての理解をより深められることでしょう。また、同日の夕方にはレセプションも行われる予定です。

art cruise galleryについて



art cruise gallery by Baycrew’sは、アートとファッションが交差する場として誕生しました。世界や文化、時代を問わない独自のキュレーションによって、美しい作品やアーティストを紹介し続けています。空間デザインにもこだわり、アーティストの世界観を具現化しながら、観衆との新しい関係性を生んでいます。

村松英俊の背景



村松は1988年に静岡県で生まれ、2016年に東北芸術工科大学大学院を修了しました。彼の作品は、既製品の一部分を石で表現し、物体の形と存在についての新たな視点を模索しています。これまで、数多くの展覧会に参加し、彼の作品は様々な場所で観客の関心を集めています。

アートやデザインに興味がある方は、ぜひこの機会に村松の作品を体感し、物と人との関係性について一緒に考えてみませんか。虎ノ門でお待ちしております。


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