2026年のクレジットカード不正利用概要
先日、かっこ株式会社と株式会社リンクが共同で発表した「キャッシュレスセキュリティレポート(2026年1-3月版)」によると、この時期のクレジットカード不正利用被害額は113.6億円となり、前年同期と比較して約41%の減少となりました。これは、国内で進められている「EMV 3-Dセキュア」の導入義務化が実を結んだ結果とされています。このレポートでは、クレジットカードの不正利用の現状や新たな手口について、詳細に分析しています。
クレジットカード不正利用被害の推移
2026年Q1におけるクレジットカード不正利用被害は前年同期比で大幅に減少し、流出件数も3,463件と記録されています。この実績は、特にEMV 3-Dセキュアの効果が顕著に表れた結果です。セキュリティの強化は確かに進んでいるものの、依然として不正利用発生率は微増しており、直近では0.033%となっています。これは、一瞬の慢心が新たな被害を招きかねない緊張感を意味しています。
返金詐欺との闘い
一方で、相談件数は過去最多の5,107件を記録しており、特にコード決済を悪用した返金詐欺が問題視されています。この手口では、偽ECサイトのサポートを装った者が欠品を理由に消費者に接触し、彼らを騙す形で送金手続きを行わせます。これにより、ECサイトは直接的な被害を受けないものの、顧客が誤解しSNS等での悪評を招くことで、ブランド価値に深刻なダメージを与える可能性があります。
政策の展望と事業者の対応
このような状況に対処するためには、事業者側での積極的なセキュリティ対策が求められています。新たに施行された「能動的サイバー防御法」や「SCS評価制度」などがその一環です。これらの施策は、セキュリティ対策の強化に向けた新たな枠組みを提供しています。
特に、コード決済のように便利な機能が増えてきた背景には、リスクを機敏に検知する仕組みが必要です。事業者は常に最新の情報を把握し、対策を講じることで初めて、安全な取引環境を提供できるのです。
まとめ
このレポートは、カード情報漏えいや不正利用に対する不安を抱える方はもちろん、EC事業を行っている企業の関係者にも極めて有用な情報源となっています。不正利用の実態を詳細に把握し、セキュリティ体制の見直しや強化に繋げるために、ぜひご一読をお勧めします。今後もCaccoは新たな不正手口に対する研究を続け、安心してオンライン取引が行える環境作りに寄与していく方針です。
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キャッシュレスセキュリティレポート