音楽でつなぐ・未来へ向けたメッセージ
2011年の東日本大震災から15年、福島発の新たな音楽イベント「BOUSAI FES 2026」が2026年3月7日、郡山のHIPSHOT JAPANにて開催されることが決定しました。主催するYappe株式会社は、防災を身近に感じてもらうことを目指しており、福島の大学生たちの熱意が詰まったイベントです。このフェスは、彼らが企画した前身イベント「BuzzyFes 2025」をさらに進化させた形で、音楽を通じて防災の大切さを広めることを目的としています。
震災の教訓を次世代へ
福島出身の代表、隂山弘暉が記憶と教訓を風化させることなく次世代に伝えたいという思いから立ち上げた「防災me」という学生団体が、その背景にあります。隂山は自らの被災経験を活かし、音楽を文化の一環として捉え、特別な形で防災のメッセージを届けようとしています。音楽イベントという親しみやすい場で、自然に防災の意識を高めることを目指しています。
出演アーティストの発表
「BOUSAI FES 2026」では、福島県で初めてライブを行うアーティストを含む3組が参加します。
- - ルサンチマン: 東京で結成されたオルタナティブロックバンド。重厚なサウンドと直球の歌詞で多くのファンを魅了。
- - 鉄風東京: 仙台を拠点に活動する4ピースバンド。エモな要素を取り入れた楽曲が特徴。
- - anewhite: 東京を拠点にするスリーピースロックバンド。彼らの感情豊かな音楽が会場を沸かせることでしょう。
体験型コンテンツの提供
本フェスでは、音楽を楽しむだけでなく、参加者が体験できるコンテンツも用意されています。
1.
寄せ書き横断幕: 来場者が書いたメッセージを双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」に展示し、震災の記憶を未来へつなぐ企画。
2.
地元飲食店との合作企画: 郡山駅前の飲食店が参加し、リストバンドを提示することで特典を享受できる旨の特別企画を実施。深夜営業を行う店舗もあるため、心ゆくまで地元グルメを楽しめます。
3.
オリジナル防災グッズ: フェス限定の実用的かつ防災機能を持つグッズが販売され、日常使いできるアイテムとして注目を集めています。
チケット情報とアクセス
「BOUSAI FES 2026」のチケットは、一般販売が2025年12月5日よりスタート。一般チケットは4,500円、学割は4,000円で、それぞれ1ドリンク代が必要です。特に学割チケットを買う際には、学生証の提示が求められます。
震災から学び、未来を見据える
Yappe株式会社の代表、隂山は「防災を押しつけるのではなく、音楽を通じて自然に考えるきっかけを提供したい」と語っています。彼の故郷である郡山は音楽の街として知られており、参加者はフェスを通じて音楽の楽しさと同時に地域の歴史や現状にも触れられるないようにすることが大事です。音楽は人々の心に響く力を持ち、共感を生む手段です。この貴重な機会に多くの方々が集い、福島の未来に思いを寄せることでしょう。
詳しい情報は公式サイトやSNSを通じて発信されますので、ぜひ注目をお寄せください。