ユーフォリアと四国電力、健康と安全の新たな挑戦を開始
スポーツテック企業のユーフォリアは、四国電力との資本提携を発表しました。この提携は、近年の労働安全衛生に関する法制度の改正や人的資本投資の潮流を背景に、働く人々の健康や安全の重要性が増している中で進められるものです。両社は、睡眠改善を含む安全・健康分野における協業を計画しており、広く人々の健康維持と活力ある職場づくりに貢献していくとしています。
協業の背景と目的
ユーフォリアは、“人とスポーツの出合いを幸福にする”というミッションのもと、長年にわたり日本の代表チームやプロチームといったトップアスリートとの提携で、コンディションデータマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」を提供してきました。これにより、同社は生体リズムとパフォーマンス向上に関する専門的な知見を蓄積してきました。特に2022年からは、スポーツ科学に基づくコンディショニングメソッドを企業の健康経営に応用した「ONE TAP SPORTS for Biz」を展開中です。
一方、四国電力は電力の安定供給を使命としており、多くの従業員が交替勤務での業務に従事しています。特に、昼夜を問わず働くシフトワーカーにとって、生活リズムの整備や質の高い睡眠の確保は健康維持と安全確保の観点からも極めて重要です。このため、両社はユーフォリアの専門知識を活かしたサービスの共同開発に取り組むことになりました。
提携の重点項目となるのは、ユーフォリアが今まで蓄積してきた「睡眠・生活データの分析と生体リズム調整」に基づく「AIカウンセリングサービス」です。このサービスは、特に不規則な生活を送るシフトワーカー向けにカスタマイズされ、一人ひとりの生活環境や働き方に応じたアドバイスを提供することを目指しています。
共同実証実験の開始と今後の展望
ユーフォリアと四国電力の協業の第一歩として、AIを活用した睡眠改善プログラムの実用化に向けて、四国電力の職場で実証実験を開始しました。この実験では、様々な勤務形態を持つ四国電力の従業員のデータを元に、シフト勤務ならではの課題を解決するためのAIカウンセリングサービスの早期実用化を目指しています。
ユーフォリアは、トップアスリート支援を通じて培った知見と最新のAI技術を融合させて、「すべての人の可能性が生きる未来へ」というビジョンを実現すべく、シフトワーカーが安全かつ快適に働ける環境を整備していく姿勢を示しています。
四国電力株式会社について
四国電力は、香川県高松市に本店を構えており、1951年に設立されました。代表は宮本喜弘氏で、電気事業を中心に展開しています。詳細は、
四国電力の公式サイトをご覧ください。
株式会社ユーフォリアについて
ユーフォリアは、東京都千代田区に本社を置くスポーツテック企業で、そのミッションは“人とスポーツの出合いを幸福にする”です。主にスポーツ選手のコンディショニング管理やケガ予防のためのデータマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」をはじめ、一般企業向けにもビジネス課題の解決を支援しています。詳細は、
ユーフォリアの公式サイトをチェックしてください。
本件に関する報道関係者の問い合わせは、ユーフォリアの広報担当(
[email protected])まで。