ユナイテッドアローズがCDPより高評価、持続可能な未来に向けた取り組み

ユナイテッドアローズがCDPより高評価

株式会社ユナイテッドアローズが、国際的な非営利団体CDPから持続可能性に関する高い評価を受けました。特に、気候変動に対する取り組みで「B」の評価が付与され、水セキュリティにおいてはリーダーシップレベルの「A-」という評価を獲得しました。この結果からも、同社の環境への配慮がいかに重要視されているかが分かります。

CDPとは？

CDP（Carbon Disclosure Project）は、地球環境の保護を目的とするグローバルな非営利団体であり、企業の環境情報の開示を促進する役割を担っています。現在、世界中で約24,000社の企業が調査の対象となり、この評価は国際的な投資家や消費者にも影響を与えています。そうした中で、ユナイテッドアローズがこのような評価を得たことは、同社の取り組みがしっかりと認められた結果と言えます。

サステナビリティ活動「SARROWS」

ユナイテッドアローズは、自社のサステナビリティ活動を「SARROWS（サローズ）」と呼び、その活動を積極的に推進しています。この名称は「Sustainability」の「S」と「ARROWS」の「A」を組み合わせた造語です。2020年4月には5つのテーマと16のマテリアリティ（重要課題）を設定し、2022年には2030年に向けた3つの具体的な活動目標を設けました。その目標は次の通りです。

- Circularity（循環するファッション）: 環境に優しい素材とデザインを追求し、持続可能な製品の提供を目指します。
- Carbon Neutrality（カーボンニュートラルな世界へ）: 炭素排出量を削減し、持続可能な社会の実現を目指します。
- Humanity（健やかに働く、暮らす）: 社員一人一人が健やかに働ける環境の整備を重視します。

これらの目標は、持続可能性に取り組む企業としての地位を確立するために非常に重要です。ユナイテッドアローズは、これらの目標達成に向けて具体的な施策を実行し、その進捗を透明性をもって発信していく方針です。

今後の取り組み

ユナイテッドアローズは、単に評価を受けるだけでなく、今後もさらに環境や社会的課題の解決に向けた活動を推進するという意志を示しています。持続可能な社会を目指し、環境への配慮を企業活動の中心に据え、情報開示を行いながら、より多くのステークホルダーと連携しながら成長を続けていく方針です。

株式会社ユナイテッドアローズについて

ユナイテッドアローズは1989年に創業し、現在では多くの人気ブランドを取り扱うセレクトショップとして知られています。国内外から集めたデザイナーズブランドや自社オリジナルの服飾品を幅広く展開し、消費者に高品質でスタイリッシュな商品を提供しています。特に「ユナイテッドアローズ」や「ビューティー＆ユースユナイテッドアローズ」、「グリーンレーベルリラクシング」は多くのファンを持つブランドです。

今回のCDPによる評価は、ユナイテッドアローズが持続可能な未来を見据え、真剣に挑戦している証です。今後の取り組みにも注目が集まります。