建設現場のデジタル化を推進する「Buildee」の新機能
株式会社リバスタは、建設現場施工管理サービス「Buildee」の新機能「Buildee 電子KY(仮称)」を発表しました。この機能は、労働災害防止に向けた危険予知活動(KY活動)の記録をより効率的に管理できるよう設計されています。まずは、KY活動の重要性と、本機能の概要をご紹介しましょう。
KY活動の現状と課題
KY活動とは、職場内の潜在的な危険を特定し、事故を未然に防ぐためのプロセスであり、特に建設業においてはその重要性が増しています。厚生労働省のデータによれば、建設業の死亡災害件数は全産業の中で最も多く、今後5年で大幅な減少を目指す計画が策定されています。このような背景から、大工事現場では日常的に行われるKY活動が重要視されていますが、実際には多くの現場が紙ベースでの記録管理を行っており、その結果として管理負担が増えています。
新機能「Buildee 電子KY」の特徴
「Buildee 電子KY」は、建設現場でのKY活動のデジタル化を推進します。その主な機能には、以下のような特徴があります:
- - 記録のデジタル化:スマートフォンやタブレットから参加者や危険性を簡単に記録でき、そのデータがクラウドに自動保存されます。
- - 情報の連携:入退場管理システム「Buildee 入退場管理」との連携により、参加者の情報をスムーズに取得できます。
- - カスタマイズ機能:確認項目やリスク評価値を各企業の運用に合わせて調整可能です。
これにより、従来の手作業に比べて業務効率が大幅に向上し、万が一の事故発生リスクも軽減されると言われています。
デモンストレーションのご案内
この新機能は、2025年12月10日から12日に東京ビッグサイトで開催される「第10回JAPAN BUILD TOKYO内 第5回 建設DX展 東京」のリバスタのブースにて、実際の操作画面を確認することができます。来春のサービス提供開始を予定しているこの機能を、ぜひ現地で体験してみてください。
今後の展望
リバスタは、建設現場における安全管理のさらなる効率化を目指し、今後も「Buildee」の機能強化を図っていく方針です。デジタル技術の導入を進めることで、作業環境の向上と生産性の向上を実現し、業界全体の労働環境を改善していきたいと考えています。包括的なサービスの実施により、建設業界の持続的な成長へと寄与していくでしょう。
「Buildee」とは
「Buildee」は、建設現場の施工管理を支えるクラウドサービスで、調整会議や入退場管理、安全書類作成、進捗管理など、様々な機能を網羅しています。750社以上の元請会社に導入され、業界内での重要なツールとして定着しています。公式ページでは、さらに詳細な情報を確認することができます。
リバスタ公式サイト
今後もリバスタは、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーションを進めながら、業務のスムーズな運営を支援していくことに尽力していきます。