片岡鶴太郎と鈴木拡樹がW主演する舞台『ブラック・コーヒー』の稽古場レポート
2026年3月30日(月)、片岡鶴太郎と鈴木拡樹がW主演を務める舞台『ブラック・コーヒー』の稽古場取材会が行われました。本作は、アガサ・クリスティの初の戯曲であり、クリスティ直筆の脚本には彼女が描く名探偵エルキュール・ポアロが唯一登場する貴重な作品です。
ストーリーの背景
舞台は1930年代のイギリス邸宅。科学者クロード・エイモリー卿が家族の前で機密情報が盗まれたと告げた直後、毒殺されるという衝撃的な展開から物語は始まります。果たして、誰が彼を殺したのか。その謎を解明するのはポアロとヘイスティングスです。
この日の取材では、3幕の冒頭シーンが公開され、緻密に張られた伏線や登場人物の複雑な人間関係が見て取れました。片岡鶴太郎演じるポアロが謎解きを進める中で、観客は次々と浮かび上がる怪しい人物たちから目が離せません。
稽古の様子
稽古に臨む片岡は、「約1カ月半という短い期間で、セリフを入れ込んだ上で試行錯誤していく必要がある」と語り、役作りへの真剣な取り組みを明かしました。「ポアロは私の代表作になる」と自信を示しながら、観客との一体感を大切にしたいという思いを表現しました。片岡は71歳になり、人生の経験を役に込めることができる喜びを語り、ポアロとして舞台に立つことの幸運を感じていることを語りました。
ダブル主演の鈴木は、稽古場の雰囲気が非常に良いとし、安心感を持ちながら通し稽古を行う重要性を強調しました。「通し稽古の度に新たな発見があります。それが舞台を生き生きとさせる、物語が進化する瞬間だと思います」と力を込めました。
演出とキャストの声
演出を手掛ける野坂実は、今回キャストに「お芝居を楽しむ方々」を選んだことを強調し、それぞれのキャラクターがしっかりとハマっていると自信を見せました。また、「セリフにはトリプルミーニングが含まれ、難易度の高い内容ですが、役者たちがそれを表現することで、非常に面白い作品になる」と期待を寄せました。
参加キャストのコメント
登壇したキャストたちもまた、作品への熱意を示しました。エルキュール・ポアロを演じる片岡は、過去のポアロ役に対する尊敬を語りつつ、自分自身の成長と役に対する愛情を伝えました。
鈴木は、「極上のミステリーをお届けするために、創り上げてきた」と述べ、この作品を観ることの特別な体験について語りました。新木宏典、玉城裕規、天華えまなど、多彩なキャストがそれぞれのキャラクターを語り、豊かな表現力で舞台を彩ることを約束しました。
公演情報
舞台「ブラック・コーヒー」の東京公演は、2026年4月18日(土)から4月26日(日)まで、ステラボールで行われます。チケットは一般席が12,000円、プレミアム席は20,000円(特典付)で販売中です。詳細は公式サイトでご覧ください。観客との絆を深めるため、ワクワクする仕掛けやキャラクターたちの緻密なロジックをぜひ体験してみてください。