『鬼灯町鬼灯通り』
2025-05-30 13:17:22

舞台『鬼灯町鬼灯通り三丁目』、戦後80年の思いを集める群像劇が上演決定!

舞台の魅力



今回の舞台『鬼灯町鬼灯通り三丁目』は、戦後80年の歴史が垣間見える作品です。2008年に初演され、2010年に再演を果たした人気作が、15年ぶりに新たなキャストと共に帰ってきます。舞台は、2025年8月29日から9月4日までの6日間、赤坂レッドシアターで行われます。これに伴い、現在カンフェティにてチケットが発売中です。

ストーリーの背景



物語は1946年、戦後間もない博多の街を舞台にしています。この時期は多くの引き揚げ者が戻ってきており、社会情勢が複雑な状況でした。主人公である松尾大吉が戦地から帰還し、妻の弥生と再会することから物語は始まりますが、彼の帰宅には意外な紆余曲折が待ち受けています。実は、弥生は大吉が戦争で亡くなったと思い込んでおり、他に番場と小梅という二人の女性が同居しています。

一見平穏な家庭のように見えますが、複雑な心情が絡み合います。弥生が真に愛していたのは大吉ではなく、彼女の同居人の息子・裕介でした。このような複雑な人間模様が、居住空間としての「鬼灯町」を舞台に繰り広げられます。登場人物たちがどのようにそれぞれの思いを抱え、共存していくのか、その過程が見どころです。

魅力的なスタッフとキャスト



作・演出を手掛けるのは、劇団桟敷童子で知られる東憲司氏です。彼は自身の育った炭鉱町や山間の集落を背景に、群像劇を描くことに秀でています。作品の中では、出身地での過去や社会への視点が盛り込まれ、さまざまな人々の思いをユーモアと共に描いています。今回の舞台でも、膨大な舞台美術と繊細な演出が観客の心に響くことでしょう。

出演者に名を連ねるのは、音無美紀子、森川由樹、浅井伸治など、実力派の俳優たちです。各々が演じるキャラクターは個性的で、彼らの演技を通じて複雑な人間心理がリアルに表現されることでしょう。

見逃せない公演情報



公演期間は2025年8月29日(金)から9月4日(木)まで。開演時間は各日違いますが、特に9月1日(月)の19時公演ではアフタートークも予定されています。観客とのつながりを大事にしたこの試みは、作品を一層深めるのに寄与するでしょう。

チケットは全席指定で、一般6,000円で販売されています。チケット購入はカンフェティの公式ウェブサイトから行えますので、ぜひお早めにお求めください。

この夏、戦後の厳しい時代を生き抜いた人々の物語を通じて、私たちが忘れがちな「生」の力強さについて考えさせられる舞台『鬼灯町鬼灯通り三丁目』。どの世代の方にも共鳴する内容が盛り込まれていますので、皆さんのご来場をお待ちしております!


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