eWeLLが看護DXアワード「home nursing賞」を受賞
在宅医療におけるデジタル化を推進する株式会社eWeLLが、2025年に開催された日本の看護DXアワードにおいて「home nursing賞」を受賞しました。この賞は、訪問看護の質を高めるための優れた取り組みを評価するものであり、eWeLLの成果が広く認められることとなりました。
受賞の背景
2025年7月17日、東京ビッグサイトで行われた表彰式では、一般社団法人日本男性看護師會から看護DXアワードの表彰状が授与されました。代表の中野剛人社長は、受賞のコメントで「私たちはデータとテクノロジーの力を最大限に活用し、在宅医療の新たな可能性を探求しています。この受賞を励みに、看護師の皆様と共に、すべての人が安心して在宅療養できる社会の実現を目指して挑戦し続けていきます」と述べました。
「AI訪問看護計画・報告」の革新
eWeLLが開発した「AI訪問看護計画・報告」は、看護記録やアセスメント情報を基に生成AIが自動で計画書や報告書の下書きを作成します。従来の人手による記録業務が負担となっていた看護師の方々にとって、このシステムは作業負担の軽減に大いに貢献しています。
看護業務において、大部分の時間が記録や書類業務に費やされがちです。AI訪問看護計画・報告の導入により、看護師は「記録を書くのが大変」「時間がない」といった悩みから解放され、ケア業務に専念できる環境が整いつつあります。
ケアの標準化と質の向上
このシステムは、延べ74万人を超える医療データと7,200万件以上の訪問看護記録を学習しており、経験の少ない看護師でも質の高いケア計画を簡単に作成することを可能にします。
2025年4月時点で、全国の2,800事業所において86,000人が「AI訪問看護計画・報告」を利用し、99%を超える継続率を記録しています。この結果、利用者のうち60%以上が報告書作成において、「15分以上の時間短縮」を実感しており、一事業所あたり月平均で23.3時間の業務時間短縮が実現されています。
安全な医療情報の活用
eWeLLは、個人情報保護に最大限配慮しており、匿名化やオプトアウトの仕組みを構築することで医療情報を安全に活用しています。これにより、看護業務の効率化だけでなく、患者さんの個人情報もしっかりと守ることができます。
在宅医療のプラットフォーマーとしての役割
株式会社eWeLLは、看護師の「困った」、「もっとこうしたい」という声に真摯に向き合い、AIやデータを活用したサービスを提供し、業務負担の軽減に注力しています。これによって、多くの看護師が本来のケア業務に注力できる環境を実現し、個人や組織の成長、そして在宅患者のQOL向上を支援しています。
これまでも、経済産業省の「DXセレクション2025」や「KANSAI DX AWARD2024」など、多くの公的アワードで評価を受けており、今回の受賞で累計6つのアワードを達成しました。
まとめ
株式会社eWeLLは、「在宅医療のプラットフォーマー」として、訪問看護の現場を支え、業界の発展と看護の質向上に尽力しています。今後もテクノロジーを駆使して、日本の在宅医療の未来を切り拓く企業として邁進していきます。
公式サイトでは、eWeLLが提供する各種サービスや最新の情報を随時更新していますので、ぜひご覧ください。