アップサイクル食品の未来を切り開く「第一回総会」
2025年11月4日、東京農工大学で「フードテック官民協議会 アップサイクルフードワーキングチーム(WT)」による第一回総会が開催されます。目指すのは、未利用食品を新たな価値ある食品として生まれ変わらせる「アップサイクルフード」の社会実装です。これは、さまざまなプレイヤーが手を結ぶことで、アップサイクルの認知度を向上させ、業界全体の開発を進める取り組みです。
背景と発足の意義
近年、食品ロス対策は多くの関心を集めていますが、アップサイクルの認知度はわずか10%に留まっています。この現状を打破することが、WTのミッションです。生活者や事業者の抱える課題を解決し、アップサイクルフードを広めることを目指しています。WTは、官民連携の基盤となり、関連企業や団体と協力しながら普及活動を進めています。
主要事業と取り組み
この総会では、今後の主要な取り組みが発表され、具体的な活動が示されます。以下は、WTが推進する四つのイニシアティブです。
1.
アップサイクル食品の定義作り
乳製品やお米など、アップサイクル食品の定義を明確化し、広く認知してもらうことを目指します。また、定義を共有することで、関連事業者との連携を強化します。
2.
認証制度の確立
生活者と事業者が信頼できる認証制度を設けることで、制度の透明性を高め、市場を拡大します。ロカボやプラントベース食品のように、基準に合ったアップサイクル食品を選びやすくする仕組みに取り組みます。
3.
事業環境の整備
官民のコラボレーションによって、法律や制度を整備し、アップサイクル原料の利用を促進する体制を作ります。産業廃棄物とアップサイクル原料を分別し、未利用リソースの活用を促進します。
4.
認知の拡大
具体的な事例や会員間の交流、PRイベントを通じて情報発信を行い、アップサイクルフードへの理解を深めてもらいます。
第一回総会の活動内容
この総会では、官民学の三方からの視点でアップサイクルに関する議論を深めます。農水省や環境省の協力を得て、最新の情報を取り入れながら進行します。
開催概要
- - 日時: 2025年11月4日(火)11:00〜14:00
- - 場所: 東京農工大学 邂逅館(府中市)
- - 参加費: 無料(事前登録が必要)
- - アクセス: JR武蔵野線 北府中駅から徒歩12分
プログラム
- - 第1部: WTの活動報告(11:00〜12:00)
- - 第2部: アップサイクルに取り組む事業者の紹介(12:00〜13:00)
- - 第3部: 試食会&交流会(13:00〜14:00)
お申し込み:
申込フォーム
この機会に、食品の未来を切り開くキーパーソンたちと共に交流し、アップサイクルフードの可能性を探ってみませんか?
無料で参加できるこの総会は、業界の関係者だけでなく、すべての人々に開かれたイベントです。ぜひ奮ってご参加ください。