新機能で進化したi-Reporterとkintoneの連携
株式会社シムトップスは、現場帳票デジタル化の先駆けとして、ノーコードで外部システム「kintone」とリアルタイムに連携する新機能「i-Repo Link」を公開しました。この新機能により、プログラミングの知識がないユーザーでも簡単にデータのやり取りが可能となり、いかに業務効率を向上させるのかを詳しく見ていきましょう。
1. i-Repo Linkの新機能とは?
新機能「kintoneのデータ取得」と「kintoneのマスターデータ取得」は、i-Reporterの帳票入力画面から直接kintoneのデータにアクセスできるものです。これにより、データが頻繁に更新されるkintoneアプリの情報を、その都度手動で入力することなく、i-Reporterの帳票に自動的に反映させることが可能になります。
1.1 kintoneのデータ取得機能
この機能を使用すると、i-Reporter帳票入力中にkintoneアプリからの特定レコードやフィールドの情報が直接自動記録されます。具体的には、帳票のクラスターに入力したいデータの検索値を使い、瞬時に該当のデータを取得する流れです。これにより、エラーの原因となる手動入力が除去されるだけでなく、最新の業務データに即時アクセスができる環境が整います。
1.2 kintoneのマスターデータ取得機能
こちらの機能では、kintoneアプリから管理されるマスターデータ(例えば、顧客情報や作業者情報など)を複数同時に選択し、i-Reporterの帳票に取り込むことが可能です。これまで、マスターデータの更新作業は、CSVファイルを用いる複雑なプロセスを経ていましたが、新機能を利用することで、作業工程が大幅に短縮され、わずか3ステップで完了します。
2. 従来との比較
従来の方法では、データをCSVファイルで出力し、それを特定のフォーマットに整形した後、取り込むという手間があり、合計6つのステップを必要としていました。一方、新機能を使うことで、入力作業が大幅に簡素化され、効率的に作業を行えるのが最大のメリットです。また、マスターデータが更新された場合も自動で反映されるため、これまでのような手動作業が不要になります。
3. 具体的な活用事例
「kintoneのデータ取得」の活用事例として、作業指示書のバーコードを読み取り、その情報をもとに関連する作業指示を自動的にi-Reporter帳票に記録するケースがあります。これにより、現場作業の指示を受ける際の手間が軽減され、スムーズな作業開始が実現可能です。さらに「kintoneのマスターデータ取得」のユースケースでは、顧客情報や設備情報を簡単に引き出し、リアルタイムで活用できるため、現場の意思決定も迅速になります。
4. 今後の展望
i-Reporterlは、今後も多様なシステムとの連携を推進し、企業の業務改革をサポートすることを目指します。kintone以外にもPostgreSQL、Oracleデータベースなどとの連携も可能で、さらに展開する予定です。
まとめ
本機能を駆使することで、現場でのデータ活用が一層進化し、作業の効率化が実現します。プログラミング知識がなくても、誰でも簡単に操作できるこの技術により、多くの現場が革新的な業務運営を行えることでしょう。興味がある方は、特設サイトをぜひご覧ください。
公式リンク
この新しい連携機能を活用し、デジタル化の波に乗り遅れないようにしましょう!