「ハートサイン」がGoogleヘルスコネクトと連携を開始
心疾患や心不全に悩む人々に向けた、キュアコード株式会社のスマートフォンアプリ「ハートサイン」が新たにGoogleが提供するプラットフォーム「ヘルスコネクト」と連携を始めました。この取り組みは、利用者の健康データの管理をさらにスムーズにし、医療機関との情報共有を強化することを目的としています。
アプリの特長と機能
「ハートサイン」では、日々の血圧や脈拍、体重、症状、さらには歩数といった健康情報を簡単に記録できる機能が提供されています。これにより、患者が自身の健康状態を把握しやすくし、医師との連携も強化されます。現在、アプリはiOSとAndroidで利用可能で、三重大学医学部附属病院を中心に臨床研究が進行中です。特に、心不全患者や心筋梗塞患者に向けた機能が注目されています。
ヘルスコネクトとの連携内容
今回の連携によって、「ハートサイン」はGoogle Fit APIの終了に備え、「ヘルスコネクト」への対応を強化しました。新たに更新されたアプリのバージョン1.2.2では、「ヘルスコネクト」を通じた歩数データの連携機能が標準で利用できるようになりました。このことにより、主に以下のようなメリットが得られます:
健康データの繋がりを維持
「ヘルスコネクト」の導入により、今後Google Fit APIが終了した場合でも、ユーザーは健康データの記録や閲覧を中断することなく行えます。
アプリ連携の幅が広がる
この連携により、ヘルスコネクトを通じて様々なアプリから健康データを取り込むことが可能になります。体組成計や血圧計、さらにはFitbitなどのウェアラブルデバイスからの情報もハートサインに集約することができ、健康管理が一元化されます。
プライバシーとセキュリティの向上
データの提供範囲はユーザー自身が詳細に調整可能となり、より安心して利用できます。これにより、個人情報のセキュリティも向上します。
今後の展望
「ハートサイン」アプリは、Googleのプラットフォームを利用しているため、今後もAndroid環境との互換性やサポートが期待できます。
実際の利用シーン
具体的な利用の例としては、次のようなシーンが考えられます:
- - Google Fitや他のアプリで計測した歩数データが「ハートサイン」に自動的に反映されます。
- - Fitbitなどのウェアラブルデバイスからのデータも統合されます。
- - ヘルスコネクト対応の血圧計からの測定データもアプリに転送されます。
ただし、この連携機能を利用するには、Androidデバイスに「ヘルスコネクト」アプリをダウンロードし、対応手順に従う必要があります。詳しい情報は、「ハートサイン」の公式ウェブサイトのFAQセクションをご覧ください。
ハートサインとヘルスコネクトの詳細情報
「ハートサイン」の詳細については公式サイトをご覧ください:
ハートサインの公式ホームページ
また、ヘルスコネクトに関する情報はこちらをご確認ください:
ヘルスコネクト公式ページ
キュアコード株式会社について
キュアコードは、医療や介護、健康分野に特化したITベンチャー企業で、アプリだけでなくシステムの研究開発、企画、デザイン、運営サポートも手掛けています。また、自治体や研究機関との連携も進めています。これからも、ITを活用して健康を支え、社会全体の健康寿命を延ばす取り組みを続けていく方針です。
詳細な情報や採用情報については、公式サイトをご覧ください:
キュアコード株式会社公式サイト