シェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)は、GHG(温室効果ガス)排出量算定コンサルティングを手掛けるBelieve Technology株式会社(以下ビリーブテクノロジー)の全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。この動きは、企業の脱炭素化を支援するためのさらなる戦略的な一手といえるでしょう。
シェルパは「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する」というビジョンのもとに、サステナビリティデータ・プラットフォーム「SmartESG」を展開しています。これまで大企業を中心に約100社が導入しており、非財務データの管理や開示において重要な役割を果たしています。特にGHG排出量の報告に関しては、多くの企業が信頼性の確保に苦戦していますが、これは特にサプライチェーン全体の算定(Scope3)の難しさが関与しています。
ビリーブテクノロジーは「脱炭素の加速」を掲げ、GHG排出量算定のコンサルティングや教育事業を展開しています。これまでに100社以上のコンサルティング実績があり、複雑なデータの加工技術と国際基準に準拠したノウハウを蓄積しています。この両社の連携により、GHG排出量クオリティの向上と効率的なデータ管理が期待されます。
シェルパは、2026年3月からビリーブテクノロジーとの業務提携を開始し、AIネイティブな算定システム「SmartESG Carbon」を共同で開発してきました。このたびの子会社化により、両社の連携はさらに深まります。ビリーブテクノロジーの知見を「SmartESG Carbon」に取り入れ、組織的に統合することで、SSBJ基準に対する柔軟性や内部統制ニーズへの応えを一層強化する意向です。
ビリーブテクノロジーの経営陣はシェルパに参画し、中核的な役割を果たすことになります。これにより、GHG排出量データの加工に伴う負担を軽減し、国際的なサステナビリティ保証基準であるISSA5000に準拠したサービスを提供する計画です。シェルパは、この統合を通じて、企業が直面する課題に対して効果的にアプローチできるプラットフォームを強化し、脱炭素経営の高度化を目指しています。
両社の代表は、今回の統合を歓迎し、ビリーブテクノロジーが持つ知見とシェルパが誇るAI技術を融合させることで、企業のGHG排出量算定業務の信頼性と効率性を向上させすることに意欲を示しています。
さらに、この統合を記念し、ウェビナーも予定されています。実務に精通した専門家が登壇し、GHG排出量算定の課題やその解決策を議論します。ウェビナーは6月2日に開催予定で、参加は無料です。企業にとっては、今後の脱炭素化の取り組みを前進させるための貴重な機会となることでしょう。
シェルパ・アンド・カンパニーとビリーブテクノロジーの統合は、GHG排出量算定分野の新たな可能性を切り開くものであり、持続可能な未来に向けた重要なステップとなります。これからの両社の活躍に注目が集まるでしょう。