デリバリー新時代を築く「ガチで濃いヤツ」
最近、デリバリーラーメンとして話題を呼んでいるのが「ガチで濃いヤツ」です。このラーメンは、人気YouTuberである「おっくん」によってプロデュースされており、彼のYouTubeチャンネル「おっくんの宅飲みグルメ」は、登録者数39万人を誇り、総再生数はなんと1.7億回を記録しています。おっくんは長年にわたり、独自の二郎系ラーメンの魅力やレシピを発信してきました。
しかし、ラーメンの動画を見て「今すぐ食べたい!」と思った視聴者にとって、実店舗へ行くのは煩わしいもの。そんなニーズを受け止め、デリバリー専門ブランドとして誕生したのが「ガチで濃いヤツ」です。このブランドでは、ワンクリックでラーメンの注文ができ、自宅で数十分後には出来立てのラーメンを楽しむことが可能です。まさに動画と食事が一体化した新たなフード体験を提供しており、設立からたった1年ほどで2万食を突破するという驚異的な成果を上げています。
完全デリバリー対応のラーメン
「ガチで濃いヤツ」には、実店舗が存在しないという特異な点があります。全てのオペレーションがゴーストキッチンや既存配送網を通じて行われており、商品開発もデリバリー特化型で進められています。これにより、美味しさと再現性を両立しているのです。
スープはセントラルキッチンで長時間炊き上げ、背脂やチャーシューなど重要な具材もひとまとめに冷凍されます。これにより、味のブレが無く、安定した美味しさを確保しています。また、老舗の製麺所で開発された、デリバリーに適した太麺を使用することで、食べる際の質感も維持されています。
商品開発は、ユーザーからのフィードバックを元に毎週行われ、消費者の声が直ちに反映される仕組みが整っています。こうした新しい開発プロセスが「ガチで濃いヤツ」を他のデリバリーブランドと差別化する要因の一つと言えます。
ファンとの密接な関係
「ガチで濃いヤツ」は、ファンコミュニティによる商品改善や情報発信も行っています。UberEatsなどでの評価は5段階で評価されるため、フィードバックが得にくいことがありますが、「ガチで濃いヤツ」では、多くのファンから直接の意見が集まってきます。X(XとはTwitterの新名称)でのハッシュタグ「#ガチ濃い」を使った投稿が盛況で、これもSNSで生まれたブランドならではの強みでしょう。
海外展開も視野に
現在、関東を中心に全国で21拠点に展開しており、50拠点体制を目指す計画が進行中です。また、海外展開にも意欲を見せており、2024年にインドネシア・ジャカルタでの試食会では、現地のフードインフルエンサーたちから高評価を得るなど、さらなる展開を期待できます。
さらに冷凍商品を開発し、スーパーマーケットやコンビニエンスストアへの展開も視野に入れているため、今後の成長がとても楽しみです。
ファンイベントの開催
2万食突破を記念して、5月31日に「ガチ濃い奢りますキャンペーン」を開催予定です。おっくん本人も参加し、対象店舗で「ガチで濃いヤツ」を先着で無料提供します。このような試食イベントを通じて、消費者の声を直接聞き、商品のクオリティ向上に努めていく方針です。
おっくん自身も「デリバリーで美味しい一杯を味わえるように試行錯誤を重ねた」と語っています。YouTubeで観たラーメンをすぐに注文して楽しむ新しいフード体験を、ぜひお試しください。