トルクメン ジュエリー – 祈りの造形 展が開催中
東京・港区南青山のポーラ文化研究所にある化粧文化ギャラリーでは、現在「トルクメン ジュエリー – 祈りの造形」展が行われています。この展覧会は、現トルクメニスタンに由来する美しい装身具を通して、トルクメンの人々の深い美意識と文化の豊かさを伝える貴重な機会です。
トルクメンとその独特な装身具
タンポポのように自然と調和しながら生き抜いてきたトルクメンは、中央アジアの南西部に位置し、シルクロードの重要な交易地区として栄えました。展示されている装身具は、カーネリアンと銀を巧みに組み合わせた華麗なもので、装飾の役割だけではなく、経済的価値や社会的地位を示す重要なシンボルでもあります。それぞれの造形や文様には、トルクメンの豊かな文化的背景が込められており、訪れる人々を魅了します。
特に、18世紀末または19世紀初期に作られたテケ族のハート型背飾りは絶品で、サルイク族の護符入れも展示されており、トルクメンの精巧な技術と美意識を堪能することができます。
展示に加えて楽しめる関連プログラム
本展では、単なる展示にとどまらず、来場者数が限られたプログラムが用意されています。展示を担当する学芸員によるギャラリートークは、トルクメンの装身具の見どころや文化の背景を深く理解するのに役立ちます。このトークは、10月2日、12月4日、2026年2月5日など、定期的に行われており、事前予約が必要です。各回の定員は8名となっているため、早めの予約をおすすめします。
さらに、トルクメンに関する映像資料の鑑賞会も行われており、トルクメニスタンの手織り絨毯や、伝統楽器ドゥタールに関連する貴重な映像を楽しむことができます。こちらは毎月行われており、興味深いコンテンツがいっぱいです。
ギャラリーの魅力
化粧文化ギャラリーは、約14㎡のコンパクトなスペースに、化粧道具や装身具、絵画資料などを集めた多様なインスタレーションを展開しています。訪れる人々は、美の背後にある歴史や文化を読み解きながら、学びを深めることができます。特に、学芸員によるギャラリートークやレファレンスサービスを予約制で提供しているため、個々の興味に応じたさらなる学びが可能です。
展示の詳細と訪問情報
「トルクメン ジュエリー – 祈りの造形」展は2025年10月2日から2026年4月3日まで開催されています。入場は無料で、開室日は木・金曜日となっており、参加の際は事前予約が必要です。また、休室日があるため、訪問前には公式サイトをチェックすることをおすすめします。
ポーラ文化研究所の公式ウェブサイトもぜひ訪れて、最新情報を確認してください。トルクメンの美しさを直接体感できるこの貴重な機会を、お見逃しなく!
公式サイトはこちら で詳細をご確認ください。