生活協同組合パルシステム東京は、7月11日(土)、新宿と武蔵野を結ぶオンラインイベントを開催しました。このイベントには、被爆者やその家族、地元の小中学生など約50人が参加し、平和の代表的な象徴であるマスコット「せんそうほうき」を制作しながら、被爆者の証言を聞く貴重な体験をしました。
イベントは、「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」という平和学習の一環として行われ、参加者全員が核兵器のない世界の実現を目指す被爆者のメッセージに耳を傾けました。最初に、2つの会場を結ぶ中継が行われ、新たに行われた核不拡散条約(NPT)再検討会議での日本被団協の活動が報告され、参加した子どもたちに核兵器の問題について説明されました。
さらに、政策・環境推進部の福島部長は、市内での核兵器廃絶を訴えるパレードでの人々の関心を伝え、青年との意見交換での貴重な対話の内容も紹介しました。彼の報告によると、核兵器の廃絶は単なる感情的なものではなく、対話と協調が重要であることが再確認されたとのことです。
その後、一般社団法人東友会の相談員である村田未知子さんが登壇し、被爆者の実際の体験談を語りました。彼女は、被爆者数の減少や年齢の上昇について痛感しており、特に被爆時に幼い子供だった人々がどのようにその悲劇を乗り越えてきたのかについて伝えました。被爆経験者の一人である織田アヤさんの物語は特に心を打つもので、彼女は戦後の生活の厳しさや、孤独感を訴えていました。村田さんは、彼女の願いを引き継ぎ、核兵器で苦しむ人々が出ないように、多くの人に呼びかけていくことが必要だと訴えました。
また、参加者は実際の被爆証言を通して、広島と長崎の歴史を学ぶ機会を得ました。武蔵野会場では、広島出身の木村一茂さんが多くの人に影響を与える証言を行い、被爆の実状を描写しました。彼は、爆心地近くで被爆し、極限状態での救護活動を余儀なくされた自身の体験を述べ、参加した中学生たちにその記憶を背負ってもらいたいと願っていました。
イベントの最後には、参加者全員が「せんそうほうき」を制作し、平和について語り合うワークショップが行われました。このマスコットは過去の湾岸戦争を契機に広がったもので、優しい気持ちを掃き集めることを目的としています。世代を超えた交流を通じて、参加者たちは平和の大切さを再確認しました。
パルシステム東京は、今後も毎年行われる「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」にも参加し続け、核兵器のない社会の実現に向けて努力していくことを表明しています。これからも、参加者全員が過去の戦争を自らの問題として捉え、平和な社会の構築に寄与していくことが期待されています。