JPYCが新たな資金調達を実施しデジタル通貨市場を革新
JPYC株式会社は、2024年5月から12月の期間に就業する資金調達の一環として、J-KISS型新株予約権に基づき、複数の投資家から合計約3.32億円を調達することを発表しました。この資金調達により、同社の累計調達金額は約17億円に達する見込みです。
JPYCとは?
JPYCは、日本円に連動したステーブルコイン「JPYC Prepaid」を提供する企業で、2021年からこの事業に取り組んでいます。現在、国内のデジタル通貨市場において99%以上のシェアを占めており、CoinMarketCapやCoinGeckoなどの情報ソースからその地位が裏付けられています。このステーブルコインは、資金の移動を効率的かつ透明に行うための技術として注目されています。
重要な提携と今後のプラン
JPYCは2023年11月に三菱UFJ信託銀行及びProgmatと提携したことを発表し、今後「Progmat Coin」基盤での「JPYC(信託型)」の発行を予定しています。また、改正資金決済法に対する取り組みとして、資金移動業及び電子決済手段等取引業のライセンス取得を目指すことも示されています。
JPYC株式会社では、調達した資金を用いて自己資本の増強と内部体制の強化を図り、新サービスの企画・開発・運営にも注力していく方針です。これにより、段階的にJPYCの製品とサービスを国内外で展開し、デジタル金融市場での競争力を高めることを目指しています。
株式会社Power Angelsの役割
JPYCの資金調達では、多くの投資家が参画しますが、その中の一つ、株式会社Power Angelsは特に注目されています。この企業は、200名以上のパワーエンジェル投資家からなるコミュニティを運営しており、その目的は「パワーエンジェル投資家を増やし、日本経済の底上げを行う」ことです。代表の山本敏行氏はJPYCの革新性やビジョンを高く評価しており、JPYCの成長を全力で応援する姿勢を示しています。
デジタル金融の未来
JPYCの進展は、デジタル金融の新たなステージを切り開くものとして期待されています。その透明性や送金手数料の低減に寄与するステーブルコインの特性により、より効率的で使い勝手の良い金融サービスの提供が可能になるでしょう。JPYC株式会社は、国内外のステーブルコイン間取引サービスの提供を計画しており、これによりデジタル金融の中心的なプラットフォームとしての立ち位置を確立していく予定です。
JPYCが描く未来には、効率的な経済活動と透明性のある取引が実現することが期待されており、日本のデジタル通貨市場に革命をもたらすことになるでしょう。
JPYCについての詳細やQ&Aは公式ウェブサイトをご覧ください:
JPYC公式ウェブサイト
また、JPYC株式会社についての基本情報は以下の通りです:
- - 会社名:JPYC株式会社
- - 代表者:岡部 典孝
- - 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
- - 設立:2019年11月
- - 事業内容:ERC20前払式支払手段の発行など
- - 加入団体:一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)、一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)等
JPYCが目指す未来は、業界にとって革新の一歩となるでしょう。