Aurora Microplates社のCELLAZIP(TM)が米国展示会で受賞
先日、米国ニューヨークで開催されたLaboratory Robotics Interest Group(LRIG)主催のSpring Expo NYCにて、Aurora Microplates社が開発した細胞培養用マイクロプレート「CELLAZIP(TM)」が、Best in Showcase Awardを受賞したことが発表されました。この受賞は、日本ゼオン株式会社とそのアメリカのグループ企業であるAurora Microplatesが開発したものであり、ゼオングループにとっては初めての栄誉となります。
Awardの価値
LRIGとは、ラボオートメーションやロボティクスに特化した業界団体であり、出展企業の技術や製品の革新性、科学的・技術的な価値、実用性、ユーザーベネフィット、さらにはプレゼンテーションのクオリティなど、多角的な視点から受賞者を選考します。CELLAZIP(TM)は、30社以上の企業の中で特に優れた技術製品として高い評価を受けたのです。
CELLAZIP(TM)の特長
受賞の背景には、CELLAZIP(TM)の革新的な特性が大きく寄与しています。以下にその特長を詳しく解説します。
1. 材料特性
CELLAZIP(TM)は、ゼオンが独自開発したシクロオレフィンポリマー(COP)を用いており、高い透明性と平坦性を持ち合わせています。さらに、低自家蛍光性を有しており、これによりより鮮明な画像を取得でき、撮影時間の短縮も実現しています。特に、この透明性は細胞観察において非常に重要であり、研究の効率を格段に向上させます。
2. 品質安定性
また、CELLAZIP(TM)はロット間でのバラつきが少ないという特性もあります。独自に開発されたコート剤によって均一な表面状態が保たれ、再現性の高い実験が可能です。これにより、研究者は安心してこの製品を利用することができます。
3. 優れた保存性
常温で最大1年間保存可能という優れた保存性を持つ点も見逃せません。これにより、研究者は必要な時に必要な量だけを開封することで、無駄を省くことができます。
4. 高い利便性
さらに、開封後すぐに使用できるため、煩雑なコーティング作業を省略することができます。これは忙しい研究室において時間を有効活用できる大きな利点です。
今後の展望
ゼオンでは、中期経営計画「STAGE30」において「医療・ライフサイエンス分野」を重点的な成長領域として掲げています。CELLAZIP(TM)の受賞を契機に、細胞培養プレートのさらなる開発を促進し、成長を加速させていく方針です。ゼオンは独自機能を持つ製品を通じて、創薬開発のスピードを高めることを目指しており、安心で快適な環境づくりにも貢献し続けます。
この度の受賞を通じて、CELLAZIP(TM)がいかに研究に革新をもたらすか、その実力が広まっていくことでしょう。今後の展開から目が離せません。