温もりのカード
2025-04-10 16:32:49

廃材から生まれた温もりあるメッセージカードが登場!

手漉きのメッセージカードの魅力



最近、廃材を利用した新たなメッセージカードが登場した。その名も「手漉きのメッセージカード」。この商品は、有限会社コトブキ印刷が手掛けるプロジェクト「めぐる、手漉紙。」と、カスタマイズギフトブランド「JOGGO」が共同で制作したものだ。両社はそれぞれの理念を持ち寄り、環境保護と障がい者支援を目指した共創事業として生まれた。

アップサイクル商品の背景



「手漉きのメッセージカード」は、廃材を利用して新たな製品へと生まれ変わるアップサイクルの一環である。コトブキ印刷が行う「めぐる、手漉紙。」プロジェクトでは、障がいのある方々が廃材を手作業で漉き、独特の個性ある紙に仕上げている。このプロジェクトでは、捨てられてしまう運命にあった素材が大切に扱われ、新しい命を与えられる。

今回のカード制作には、ジョッゴの工場で生まれた緩衝材として使用されていた紙が採用されている。もともとレザーアイテムの梱包に使われていたこの紙が、見事にメッセージカードとしてよみがえる。技能を持つ職人たちが手作りするこのメッセージカードは、使う側に特別な思いを伝えるのにぴったりだ。

メッセージが伝わる工夫



「手漉きのメッセージカード」は、カスタマイズが容易で、購入したアイテムのオプションとして選べる。価格は165円(税込)。現在、JOGGOのオンラインストアで購入が可能であるが、単体での購入はできない。このカードには、手書きでメッセージを添えることもできるし、ジョッゴで印字してもらうことも可能だ。

お客様が大切な人に贈りたい気持ちに寄り添う設計がなされており、相手を思いながら選んだ色味にこのメッセージカードを添えることで、さらに愛情が伝わるだろう。

製作過程とこだわり



製作を行うのは、「紙好き交流センター ひかり」の利用者たちである。彼らは、木枠を使って丁寧に紙を漉き込む作業を行い、付加物を排除した自然派の製法で作られている。染色の薬品や接着材は一切使用せず、水と再利用可能な原材料のみを用いて作られるため、環境にも優しい。これにより、製品は個性豊かで温もりが感じられる仕上がりとなる。

コラボレーションの意図



「めぐる、手漉紙。」と「JOGGO」の両者が共に目指す理念は、環境への配慮と社会的な貢献である。コトブキ印刷の宗藤社長は、廃材を活用しながら障がい者の雇用を支援する姿勢に共感を覚えたと語る。一方、ジョッゴの太田社長は、製品作りを通じて循環型社会への移行を目指しており、従業員が誇りを持ち続けられるような体制を築くことを掲げている。

今後の展望



このコラボレーションによって、両社は環境問題や障がい者雇用の課題に対し、少しでも良い方向に向かうように努めていく意向を示している。手漉きのメッセージカードは、ただのギフトではなく、背後にある理念と思いを感じさせる贈り物となることでしょう。これからもケアされた製品が多くの人に愛され、日本全体に喜びの循環が広がっていくことを願っている。ぜひ、手に取ってその温もりを感じてみてほしい。


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